では、どうして半減期が決められているのでしょうか。
半減期の考え方の基本には、半導体の集積密度が1年半から2年ごとに倍増すると言う
「ムーアの法則」があります。
この経験則をマイニングに当てはめると、コンピューターの処理速度が
およそ2年ごとに倍増していくなら、今は100の時間とマシンパワーを使って解いた
マイニングの価値は、2年後には半分の50しかないことになります。
処理速度が2倍になれば、価値は2分の1になる。
「半減期」のルールはこの考え方に基づいています。
ムーアの法則が1年半から2年で2倍としているのに対して、
ビットコインが4年で2倍(ビットコインの価値は2分の1)を見積もっている理由が
正直よくわかりません。
ただ、マイニングの難易度は常に変動するので、ちょうど10分程度で解けるように
微調整が繰り返されています。
その1番大きな挑戦が4年に1回あると考えれば、太陽の運行と暦のズレを調整する
「閏年」のようなものと言えるかもしれません。
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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】74 ムーアの法則と半減期
Posted in: いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
– Posted on 2020/06/05
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