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【FX自動売買】バイナリオプションをはじめたいと思って調べてみた事

最近ではバイナリオプションがいろいろなサイトで取り上げられています。

手法は簡単で、ハイ&ロー、タッチ、レンジの三つのようです。

まぁ、誤解を恐れず言えば、丁半博打のようですね。

自分の場合、自動売買先物とMetaTrader(これも自動売買)に寄る為替をメインにしていますが、

これだけではリスク分散にならないかなぁ?などと考えていたところに見つけました。

種類では為替ですから、MTと似たようなものかもしれません。

上記二つの手法の完成度と言えば、225先物は枚数とか売買タイミングの試行錯誤を繰り返して

ほとんど完成の域にありますのでこれは、建玉の数量だけを考えてウォッチだけでいいと思います。

MetaTraderは、完成途中ですが、10個程度のExpert Advisorを一ヶ月ごとに見直して、

成績の良いものを残して通貨数を増量、悪いものを入れ替えると言う手法でやっていますので、

いずれ良くも悪くも完成するでしょう。

二本柱ではちょっと安定性に欠けると考えて、もう一本柱が欲しいなと思っていたので、

このバイナリオプションに目が行ったのです。

しかも、自分には裁量の才覚がないので自動売買と思っていますので、

バイナリオプションの自動売買がしたいわけです。

いきなり飛びついていた目に会った事が多々ありますので、ちょっとは調べてみました。

すると、いろいろな不具合が見えてきました。

最後に判断するのは自分自身ですから、良いも悪いも受け入れなければなりません。

  • (株やFXに比べ)超短期で結果が分かる。
  • 買っても戻るのは最大(海外業者で)二倍。
  • ほとんどの業者で自動売買が禁止されている。

と言うことがわかりました。

さらに、自分に火の粉が降り掛かってくるからか、日本では金融庁が乗り気でないんですね。

二三年前から言われています。

海外業者では、ハイローオーストリアが有名だそうですが、こちらでも自動売買が禁止されています。

日本語のホームページQ&Aにもその点が明記されています。

参照先:https://jp2.highlow.net/faq

口座の強制解約について

以下の事由に一つでも該当する場合、口座が強制的に解約されます。

・レートの遅延やフロントランニングを狙った取引

・業者間アービトラージ等の自動売買ソフトの利用の疑いがあると弊社が判断する場合

・クレジットカードの乱用が認められた場合

・取引額と比べ、入出金額が通常の範疇を超える金額と弊社がみなす場合

・本人確認書類や公共料金、郵送物等に偽造を施した場合

・同一人が複数口座を開いたことが確認された場合(両方の口座を解約することがあります)

バイナリオプションの自動売買販売サイトがありますが、これは明らかにブローカーが望まない事を

しているわけです。

さらに調べると、以下のことがわかりました。

──────────GMO証券で自動売買口座が凍結された

2015/01/14

参照先:http://fxinspect.com/archives/5091 

GMOクリック証券対応のバイナリーオプション自動売買ツール

読者様からの情報です。GMOクリック証券対応のバイナリーオプション自動売買ツールです。

商材名は不明です。

>>販売ページを見てみる

インフォトップやインフォカートではなく、独自決済(メールをやり取りして振込させる方法)を

採用しています。販売価格は以下の通りです。

「PDF版」    15800円

「冊子版郵送版」 15800円

「代金引換郵便版」17000円

商材の中身ですが、バイナリーオプション専用のインディケーターですね。

しかも、GMOクリック証券の自動売買に対応しているそうです。

販売ページ

出典:販売ページ

GMOクリック証券は自動売買を禁止している

このサイトでも何度も取り上げていますが、GMOクリック証券は自動売買ツールを使った

トレードを事実上禁止しています。

関連記事:

>>オートオーダー(GMOクリック証券専用)検証とレビュー

>>オートオーダー販売予定から一転、無料ダウンロードへ

GMOクリック証券の規約にも以下のように記載があります。

第34条

次の各号に該当する場合、当社はお客様の本サービスの利用に対し、事前の通知なく、

全部又は一部制限を行う場合があります。

11.本サービスの装置上、システム上の脆弱性を利用し、当社が予め想定し得ない

操作が行われていると認められた場合、もしくはそのような行為と疑われる行為をしたと

認められる場合。または、当社の認めていないプログラムの使用等により、

当社のシステムの意図から外れた方法、もしくは過大なアクセスにより、

当社のシステム及び他のお客様に影響を及ぼすと当社が判断した揚合。

GMOクリック証券オンライントレード取扱規程より引用

なぜ、今さら自動売買対応の商材を販売するのでしょうか?

自動売買による成績をトレードアイランドで公表している

この販売サイトの一番の特徴は、自動売買によるトレード結果をトレードアイランドで

一般公開している点です。

トレードアイランドの成績

出典:販売ページhttp://binarymax.web.fc2.com/binaryindimax/

実際にトレードアイランドへのリンクも貼ってあります。リンクは短縮URLです。

短縮URL

出典:販売ページ

このURLをクリックすると、トレードアイランドのページへ飛びます。

トレードアイランドの成績は本人のものか?

ここでちょっと疑問が生じますね。このトレードアイランドの成績(素晴らしい成績です)は、

本当にこの自動売買ツール制作者のものなのか?という疑問です。

販売ページやツール開発者(運用者)と、トレードアイランドの成績を結びつけるものは、

何も存在しません。もしもご本人の成績であれば、それらを明示する事実を

公表していただけると、安心して購入ができると思うのですが。

販売ページは、FC2の無料スペースを使用しています。独自ドメインではありません。

申込フォームも、無料のものを使用しています。さらに、特定商取引表示にある

メールアドレスはGmailです。

このタイミングで、自動売買ツールを販売することについて

仮にトレードアイランドの成績が本人のアカウントであれば、とても優秀な成績ですね。

是非、自動売買ツールを使ってみたいという気もしますが、リスクも大きいです。

自動売買ツールを使用していれば、最悪の場合、クリック証券のアカウント凍結の

可能性もあります。

多くの人がこのツールを使用すれば、否が応でもGMOクリック証券に目をつけられます。

ほぼ同じタイミングで、同じエントリーが大量に発生するからです。

すぐさま、対応(警告or凍結)されるでしょう。

しかも、あと数ヶ月程度で、現在のHigh&Lowは無くなります。

本当に稼げる自動売買だったら、絶対に販売しないはず

過去にもGMOクリック証券で、自動売買ツールを使って大きく稼いだトレーダーがいましたね。

>>俺の口座、凍結されちゃったよ!

彼は、自分だけでこっそり自動売買ツールを使って、1ヶ月で1500万円以上を稼ぎました。

しかしながら同月に、GMOクリック証券から取引停止処分を受けました。

彼こそが、正しい行動です。つまり、本当に稼げる自動売買ツールを

誰にも公開(販売)せず、こっそりと一人で使い続けたわけです。

第三者に販売すれば、自分と同じポジションを持つトレーダーが大量に発生します。

そんなことをすれば自滅です。

普通に考えればわかることですね。一人でこっそり使い続けて大金を稼ぎ続けた方が、

経済行動として正しいはずです。

稼げる自動売買ツールを販売することは、自分で自分のクビを絞めることになります。

買う前にしっかりと確認しましょう

トレードアイランドの成績(実績)が、本当に開発者(販売者)のものなのか

しっかりと確認をしてから、購入を検討しましょう。

また成績が本人のものだとしても、この時期にクリック証券対応の自動売買ツールを

使用することは、リスクが高いことを認識しておく必要もあります。

一度でもアカウント凍結されれば、再開することは困難です。

──────────自主規制の可能性について

2012/09/24   2015/01/15

 バイナリーオプション、自主規制へ

もうご存じの方も多いと思いますが、バイナリーオプションに対する自主規制の

ウワサがあります。

以下の文章は、読売新聞社が運営するWEBサイト「YOMIURI ONLINE」に掲載された

記事からの引用です。2012年9月19日の記事です。

バイナリーオプション、自主規制へ

手軽な外貨商品として火がつきはじめた「バイナリーオプション」。

為替レートが「上がるか・下がるか」を予想して勝てば2倍弱、

負けるとゼロというシンプルさで人気を集めているが、年内にも規制が入りそうだ。

問題視されているのは「投機性」の強さだ。数日、数週間単位の為替オプション自体は

従来からある商品だし問題視されることもなかったが、

個人投資家の間で最近主流となっているのは「最短5分」といった短期型の商品。

期間の短さが金融庁に問題視されているようだ。

(2012年9月19日 読売新聞)

YOMIURI ONLINEより引用

あくまでウワサにすぎず、実際の金融庁による動きは全くわかりません。

ただ、FXのレバレッジ規制のときも、ウワサが先行し、その数ヶ月後に

レバレッジ規制の発表があったので、今回も、自主規制の可能性は高いと思います。

外堀から徐々に固めていくやり方は、いつもと同じですね。

気になる方は、YOMIURI ONLINEの記事を読んでみて下さい。

>>YOMIURI ONLINEの記事を読んでみる

バイナリーオプションの規制に関する記事(話題)は、YOMIURI ONLINEだけでなく

9月11日の日経新聞にも掲載されています。

ご存じでない方のために、一応貼っておきます。

日経新聞バイナリーオプション自主規制に関する記事

具体的な規制の内容とは?

自主規制ですので、法的な規制ほど効力はありませんが、全ての証券会社(国内)は、

金融庁の監視下におかれていますので、実質、金融庁からの命令と同じです。

絶対に逆らえません。

では、具体的にどんなことが検討されているのでしょうか?

こちらもウワサにすぎませんが、予想時間の延長規制や、掛け金の上限を下げる規制などです。

予想時間の延長規制とは、最短で5分先のレートを予想するようなルールだったものを、

30分先とか、1時間先という形に変更するということだと考えられます。

う〜ん、これだったらFXと近いですね。

結果的に、1日に賭けることのできる回数も制限されることになるでしょう。

掛け金の上限を下げる規制は、最大賭け金額が5万円だったものを、

1万円に下げるという類の規制と考えられます(一例です)。

どちらの規制(ウワサです)も、バイナリーオプションの射倖性(ギャンブル性)を

低下させる効果が見込まれます。

予想時間が短時間でなくなれば、そもそも、1日の取引回数が大幅に下がりますね。

さらに掛け金の上限が下げられれば、大きく賭けられないので、

勝ったとしても大金を手にできません。

(その代わり、損失も小さくなりますが)

どちらにしても、ユーザー(投資家)の保護が目的の規制ですので、妥当性がありますね。

むしろ透明性や公平性を高めることが目的か?

今回の自主規制の噂ですが、目的はバイナリーオプションのギャンブル性を

おさえることだけではなさそうな気がします。

そもそも、バイナリーオプションは、極めてブローカー側に有利なルールで運営されている

ギャンブルです。

完売の仕組みやレンジ外という総取りルール、そして相対取引(独自レート)という

必殺技があれば、完全に投資家をカモにできます。

そのような不透明性をクリアにするための新たなルール作りが、

今回の自主規制に含まれている可能性もありそうです。

もしそうであれば、非常に歓迎すべきことですね。

自主規制されれば、ゲームとしての魅力は半減

年内(2012年)にもスタートするとされる、バイナリーオプションの自主規制。

年内といってもあと3ヶ月程度しかありません(2012年9月24日現在)。

ある日突然発表という可能性があります。

バイナリーオプションの自主規制がスタートすれば、業界はどうなるでしょうか?

規制の内容次第では、バイナリーオプションの魅力が半減します。

当然ですね。

バイナリーオプションの一番の魅力は、高い射倖性だったわけですから、

そこを規制すれば、バイナリーオプションの人気は確実に下がるでしょう。

厳しい自主規制が行われれば、ユーザーの数も減るでしょうし、

結果的に証券会社の売上高にも大きな影響を及ぼしそうです。

バイナリーオプション商材を販売している商材屋も、売上は頭打ちになるかもしれません。

そもそも、既に販売しているツールなどは、今のままでは使えなくなる可能性もあります。

商材屋にバージョンアップしてもらうか、さもなくばゴミ箱行きでしょうね。

規制によって大手証券会社が参入する可能性あり

ご存じのようにバイナリーオプションを行っている証券会社は、全体からすればごく一部の業者です。

例えば・・・

GMOクリック証券

トレーダーズ証券

FXプライム

IGマーケッツ証券

ヒロセ通商 等々

ご覧の通り、中小証券会社ばかりです。

大手証券会社は、バイナリーオプションの導入に関しては最初から様子見をしています。

射倖性の高さを嫌って導入を躊躇(ちゅうちょ)していたのか、

それとも自主規制されることを最初から見込んでいたのか、そのあたりは不明です。

自主規制が行われ、ルールに関して透明性や健全性が高まれば、

大手も参入してくる可能性もあります。

自主規制によってバイナリーオプションが、ギャンブルから投資へと大きく変貌を遂げるのか?

それとも、ギャンブルのまま、大きな変化はないのか?

今後の動向に目が離せないですね。

──────────禁止事項

2012/12/13   2015/01/14

HIGH&LOWが禁止に!

本日(2012年12月13日)は重大ニュースがありましたね。

バイナリーオプション自主規制の決定会合が昨日(12月12日)に開かれ、

その内容が本日、明らかになりました。

最大のポイントは、バイナリーオプションで主流のHIGH&LOWが禁止されることです。

金融庁も思い切りましたね!

>>バイナリーオプション自主規制案で、GMOクリック証券が涙目な件wwwww

まずは、日本経済新聞のWEBニュースをご覧下さい。

FX、取引額や損失に上限 自主規制案が明らかに  「賭博性高い」指摘に対応

外国為替証拠金(FX)市場で相場が特定の条件を満たすかどうかを予想する

「二択型」商品のFX業界の自主規制案が13日、明らかになった。

一定時刻の相場が高いか安いかを予想する最も単純な仕組みの商品は、

賭博性が高いとの指摘を受けてFX会社が提供できないようにする。

顧客の1日あたりの取引可能金額や損失額に上限を設け、

大きな損失を出す恐れがある顧客に対しては取引を制限する。

二択型FXは「バイナリーオプション」と呼ばれる。主に

(1)判定時刻の相場が投資時点より高いか安いか

(2)判定時刻にFX会社が決めた複数の水準より高いか安いか

(3)判定時刻までに一定水準に触れるか触れないか

――を予想する商品が一般的だ。投資家の予想通りとなれば

一定の還元率で収益を得られるが、予想が外れると投資額は没収となる。

金融先物取引業協会が金融庁や業界関係者と協議して詰めた自主規制案によると、

このうち最も単純な(1)の商品は賭博との線引きが難しいとの判断から禁止する。

投資を受け付け始めてから判定時刻までの長さについては、

為替リスクをヘッジする目的に照らし「十分な期間」を設けることとする。

1日に取引できる金額や損失額に上限を設けるが、具体的な期間や金額は引き続き検討する。

いったん投資した後でも、受付期間中は自由に反対売買できるようにする。

相場が一定の価格帯で判定時刻を迎えるとすべての顧客の出資金が

FX会社の収益となる「総取り」を禁止する。

顧客の予想が大きく偏って商品の提供を中止する「売り切れ」が発生した場合は、

具体的な理由をホームページなどで開示するよう求める。

顧客全体の損益実績も月ごとに公表させる。

今年度内に詳細を詰める。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

FX、取引額や損失に上限 自主規制案が明らかに〜日本経済新聞〜

ニュースで解説されているバイナリーオプションの定義をまとめてみる

日経新聞のWEBニュースの内容をまとめてみましょう。

ニュースではバイナリーオプション(二択型FX)の定義を、

以下の3つを予測する投資商品としています。

(1)判定時刻の相場が投資時点より高いか安いか

(2)判定時刻にFX会社が決めた複数の水準より高いか安いか

(3)判定時刻までに一定水準に触れるか触れないか

(1)がいわゆるHIGH&LOW(ハイ&ロー)です。

(2)はレンジ(バウンダリー)です。

(3)はタッチ(ワンタッチ)です。

(1)のHIGH&LOWは、ご存じのようにGMOクリック証券の外為OPなど、

最も普及しているBOですね。

HIGH&LOW(ハイ&ロー)は禁止!

今回の自主規制案での最大のポイントは、

(1)の商品は賭博との線引きが難しいとの判断から禁止する。

(1)の商品とは・・・

(1)判定時刻の相場が投資時点より高いか安いか、を予想する商品

なんと! HIGH&LOWは禁止です。理由は、賭博との線引きが難しい、というものです。

これは予想を大きく裏切る規制案ですね。まさかここまでの規制を盛り込んでくるとは

思いもよりませんでした。BOユーザーに大きな波紋を呼びそうです。

予測までの時間は、もっと長くなる

さらに、レート予想までの時間ですが、

判定時刻までの長さについては、為替リスクをヘッジする目的に照らし

「十分な期間」を設けることとする。

今までのように、1分後や5分後の予測ではなくなり、「十分な期間」を設けることになりそうです。

当然、これまでのように頻繁なトレードは難しくなりますね。

取引金額が制限される

取引額の規制も盛り込まれています。

1日に取引できる金額や損失額に上限を設ける・・・

損失額の上限が設定されるということは、掛け金もかなり抑えられることになるでしょう。

掛け金が抑えられればリターンも減ることになり、

バイナリーオプションの魅力は大きく半減するでしょう。

反対売買が可能になる!

特筆すべきは、以下の部分です。

いったん投資した後でも、受付期間中は自由に反対売買できるようにする。

反対売買=つまり、途中で賭けから降りるということが可能になりそうです。

海外のバイナリーオプションでは比較的一般的な反対売買がルール化されそうです。

”レンジ外”の胴元総取りルールは禁止

いわゆる「レンジ外」という胴元に有利なルールも禁止されます。

相場が一定の価格帯で判定時刻を迎えるとすべての顧客の出資金がFX会社の収益となる

「総取り」を禁止する。

レンジ外という特別ルールが禁止されれば、GMOクリック証券のペイアウト率も

下げざるを得ませんね。

今までのように”勝てば2倍”(ペイアウト率2.0)というわけにはいかなくなりそうです。

1.8倍とか1.7倍あたりに落ち着くのではないでしょうか。

完売には明確な理由が必要になる

完売については、明確な理由を開示する義務が課せられそうです。

顧客の予想が大きく偏って商品の提供を中止する「売り切れ」が発生した場合は、

具体的な理由をホームページなどで開示するよう求める。

今までのような、不明瞭な「完売」は必然的に減少するでしょう。

2013年3月末までに、全てが決まる

今年度内に詳細を詰める。

とありますので、おそらく2013年(来年)3月中には、全ての規制内容が詰められて、

決定しそうですね。

全体的に、透明性や公平性に重きを置いた自主規制案に思えます。

そもそも日本のバイナリーオプションは、極めて胴元側(ブローカー側)に有利なルールでした。

その不公平さについては、以前も記事に書きました。

>>バイナリーオプションは本当にフェアか?

その不公平感を無くすために、海外のバイナリーオプションのルールを

かなり参考にしていると感じました。

ギャンブル性はかなり薄くなりますが、公平性や透明性が高まったように私は思えます。

GMOクリック証券を狙い撃ち?

今回の自主規制案ですが、全体的に、GMOクリック証券の外為OPを

ターゲットにしたような内容という感じもします。

>>バイナリーオプション自主規制案で、GMOクリック証券が涙目

ご存じのように、GMOクリック証券は、リテール取引高では世界一です。

2012年上半期取引高  (単位:十億米ドル)

1位 GMOクリック証券(日本)  1975

2位 FXCM(アメリカ)      1854

3位 SaxoBank(デンマーク)    1534

4位 外為オンライン(日本)     1414

5位 DMM.COM証券(日本)    1337

引用:フォレックス・マグネイト日本版

特に国内バイナリーオプションでは、飛ぶ鳥を落とす勢いでその勢力を伸ばし続けてきました。

今回の自主規制案は、GMOクリック証券のお株であるHIGH&LOWに

狙いを定めたようなルール作りです。

HIGH&LOWは禁止

予測時間の延長

掛け金の上限を厳しくする

レンジ外の総取りを禁止

完売の場合は明確な理由を提示

反対売買を可能に

GMOクリック証券は、根本的にバイナリーオプションの仕組みを作り直す必要がありそうです。

業界の冷え込みは避けられないか?

これまでバイナリーオプションの商材を出してきた商材屋にとっては、

自主規制の影響は大きそうです。

しばらくは、バイナリーオプションの市場が冷え込むかもしれません。

バイナリーオプション自主規制のニュースに関しては、詳細がわかり次第、

このブログでも取り上げたいと思います。

──────────規制結果

2012/12/14   2015/01/14

クリック証券の”賭博場”が閉鎖されるようです

最新記事(2012年12月28日):

>>バイナリーオプション規制でHigh&Lowは禁止されない?

昨日の衝撃的なニュースから一夜明けました。

>>バイナリーオプション自主規制の内容が明らかに!

今朝の日本経済新聞(朝刊)にもバイナリーオプション自主規制の記事が載っていましたので、

スキャンしたものを掲載します。

日本経済新聞バイナリーオプション自主規制の記事

※赤線は、私が引きました。

ご覧の通り、”一定時刻の相場が高いか安いかを予想する最も単純な仕組みの商品は、

FX会社が提供できないようにする”と記載があります。

つまり、GMOクリック証券が提供するHIGH&LOWは、全面的に禁止されることになりそうです。

かなり衝撃的なニュースですね。

High&Lowを提供している証券会社はざっと以下の通りです。

GMOクリック証券

FXプライム

ヒロセ通商

FXトレードファイナンシャル

トレイダーズ証券が提供している「みんなのバイナリー」は、High&Lowではなく、

タッチ(複数の目標レートを予測)ですね。

IGマーケッツ証券のBOは、ラダーオプション(一定の条件を満たす)ですので、

タッチに近い商品です。

GMOクリック証券に大きな打撃が・・・

GMOクリック証券は先月(11月)に、過去8ヶ月最大の出来高を達成したばかりです。

FX全取引高は3840億ドルに達し、前月(10月)に比べて8.4%も上昇しています。

今回の自主規制案の中身は、リテール取引高世界一のGMOクリック証券の成長に

大きく水を差すニュースですね。

GMOクリック証券の大躍進を、快く思わない業界関係者の意向なのでしょうか?

証券会社は、新しいBO商品の開発を急ぐ

具体的な規制が施行されるのは来年4月以降と思われますので、それまでに、

新しいバイナリーオプション商品の開発が急がれます。

Haigh&Lowが全面的に禁止になるため、今後はタッチ(ワンタッチ)か、

レンジ(バウンダリー)系の商品が中心になるでしょう。

どちらにしても、今までのような半丁バクチ的な商品は無くなります。

しかも、賭け金の上限もおさえられ、予測期間も短時間ではなくなりますので、

これまでの商品にあった賭博性(ギャンブル性)やスピード感も失われます。

顧客全体の損益実績も月ごとに公表させる

バイナリーオプション自主規制の内容が明らかに

上記のように、バイナリーオプションの損益が公開されるため、

”バイナリオプションは実は儲からない”ということが、バレそうですね。

おそらく損益を公開すれば、全体ではマイナスになると思います。

日本国内でバイナリーオプション離れが起きそうな予感です。

多くの顧客が海外ブローカーへ流出するでしょう

国内BOブローカーは大打撃ですが、日本に進出済みの海外ブローカーはウハウハでしょうね。

日本の規制対象外ですので、今回の自主規制は全く関係ありません。

具体的な規制(制度の実施)は来年度(2013年4月)以降になりそうですが、

来年度以降はバイナリーオプションの魅力に取り憑かれた顧客の多くが、

海外ブローカーへ流出しそうな予感です。

このようにすでに2012年、四年前からバイナリオプションの規制がはじまっており、

すでにオワコンの状態でした。

さらに、上記のようにブローカー側の「自動売買禁止」という意図がありますから、

たぶん国内、海外の業者全般にそうでしょうから、この「バイナリオプション自動売買」という

考え自体が成り立たないわけで、もし成り立ったとしてもいつ口座凍結されても

苦情が言えないということになります。やっちゃダメ。とされていることをやっているわけですから。

まぁ、面白そうな取引形体ですが今回は見送りです。残念ですが。

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