日本ルネッサンス Archive

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【日本ルネッサンス】928-3最も危険な人物最も危険な人脈

西岡氏の話だ。

 「これまでは安倍総理が北朝鮮外交を指揮していました。

 菅政権下で二階氏の発言力が強まったらどうなるか。

 「義兄弟」と言われる情報機関の長とどんな話をしたのか。

 私には分かりませんが、「朝鮮日報」は東京五輪に合わせた日米南北朝鮮の」日本首脳会談を画策したと報じました」菅首相は安倍晋三前首相と同じく、

拉致問題解決を最優先し、金正恩氏との直接会談を考えている。

 パク国情院長が、金氏への太いパイプがあると言う触れ込みで接触してきた場合、

菅首相がその話に乗る可能性はあるかもしれない。

しかし、西岡氏はそれこそ最も危険な人脈だと言う。

 「パク氏が繋がってる統一戦線部は横田めぐみさんらは死亡と言い、

にせの遺骨を出してきた機関です。

 日朝の交渉は統一戦線部を外して首脳同士が会い、被害者の全員帰国に向けて

直談判しなければなりません。

統一戦線部に任せれば、もう一度、死亡説を主張され、日本側が納得しないなら

合同調査委員会を作ろう、東京都平壌に連絡事務所を設置しようと言い始めるでしょう。

 これまでの失敗の繰り返しになります」

経済制裁で疲弊しきった金正恩氏が統一戦線部の戦略に沿って、

二階氏の巻き込みを図り、制裁の輪を緩める脱出の道として日本に狙いを定めた可能性がある。

思惑があるため拉致問題が動く可能性もある。

だが、経済支援だけを取られ、核ミサイルも開発され、

拉致被害者は戻ってこないと言う失敗を繰り返さないために、菅首相はしっかりしてほしい。

パクチオン氏のような人物を、日本政府はもっと厳しくスクリーニングする必要があろう。

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日本ルネッサンス928-1官邸に乗り込んだ韓国高官の赤い影

政治が激しく動くとき、怪しい勢力が暗躍するのは世の習いだ。

 11月8日に来日した韓国の国家情報院(国情員)院長、パクチオン氏はその典型だ。

 パクチオン院長は四日間滞在し、まず二階俊博自民党幹事長、次に菅首相に面会した。

 国情院は韓国の情報機関だ。

 そのトップが他国の首脳に会う時、通常は秘密裏に行動する。

 ところが今回、パク院長は、官邸側が裏口からの来訪を検討したにもかかわらず、

正面玄関から入り、会談後に記者団の取材に応じて見せた(「毎日新聞」11月12日朝刊)。

 パクチオンとは何者か。

 11月20日の「言論テレビ」でシンクタンク「国家基本問題研究所」研究員の

西岡力氏が以下のように説明した。

 氏は韓国全羅道出身で金大中元大統領の同志だった。

金大中政権で観光大臣に就任、この頃に、日本の観光業界の実力者、

二階氏と親交を持ったと言われている。

 氏は金大中の密使として北朝鮮と裏交渉行い、

2000年6月の金大中・金正日の南北首脳会談を実現させた。

その時金大中側が4億5000万ドル(約450億円)の現金と5千万ドル(50億円)相当の

物資を金正日に貢いだ。

 西岡氏の指摘だ。

 「パクチオン氏の北朝鮮の交渉相手は対南工作機関の統一戦線部とみられています。

 金大中一行の平壌入りの映像にはパク氏が金正日から耳打ち家されている場面があります。

彼が行った工作とは、金と物資を北の39号室、つまり金正日の対南工作の中枢機関で

韓国制圧を目指して、長年凄まじい攻勢をかけ続けた機関に送ったことです。

 韓国への裏切りです。

 のちに一連の裏切りが明らかになって、有罪判決を受けて収監されました。

 」ちなみに二階氏は08年4月22日のブログ、「がんばってます」で、収監され、

病気療養で刑の執行が停止されたパク氏を見舞ったこと、運輸大事だった当時、

パク氏との間で「義兄弟の契り」を結んだことを書いている。

 義兄弟の面目躍如か、昨年8月19日、パク氏がムンヒサン議長の特使として来日した際、

氏は二階氏と5時間以上会談している(「読売新聞」19年8月20日朝刊)。 

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