【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】86集中管理の落とし穴

既存の銀行システムのようなクローズドなシステムだと、

外部の人間がアクセスするだけでも極めてハードルが高いので、

誰かが勝手に数字を変えたりする危険は少ないかもしれません。

しかし、中央のサーバーで集中処理している関係で、その1箇所だか書き換えれば、

取引が成立してしまうと言う問題があります。

そのため、銀行内部の犯行だと、発覚するまでにかなり時間がかかったりするのです。

その点ビットコインは、多くのコンピューターによって分散処理されているので、

そのうち1カ所が攻撃され、仮に記録を書き換えられたとしても、

その取引を認められるません。

不正が入り込む余地は、その分、小さいと言えるのです。

ビットコインでは、皆が同じ1本の鎖を共有するため、枝分かれさせることも、

後からさかのぼって書き換えることもできません。

横に後にもいけない。

一方向だけになる1本の鎖です。

紙幣の偽造を防ぐために、最先端の透かし技術が使われているように、

ブロックチェーンと言う技術が、ビットコインをコピーや改竄から守っています。

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