【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】90マウントゴックス事件とは何だったのか

では、ビットコインを預けている取引所からビットコインが盗まれる心配は無いのでしょうか。

自分がいくら注意しても、取引所から盗まれてしまっては、どうしてもありません。

ビットコインが盗まれるのではないかと心配する人が多いのは、

マウントゴックス事件の影響が大きいようです。 

2014年2月、東京渋谷に拠点を置く、当時としては世界最大級のビットコイン取引所

「マウントゴックス」が経営破綻し、経営者が逮捕されました。

 ハッキングによって85万BTC (当時の時価で45億ドル相当)が消えてなくなったとも言われています。

 しかし、マウントゴックスの事件は、ビットコインやブロックチェーン、

そのものに技術的な問題があったわけではありません。

取引所がお客様のお金(日本円や米ドルなど)を預かり、ビットコインも預かっている

わけですが、それを社長が勝手に使ってしまったのではないかというのが1つ。

もう一つは、取引所のシステムに脆弱性があったのではないかとみられています。

どういうことかというと、ビットコインを送って欲しいと言う指示が来て

指示通りに送ったつもりが、先方からは「まだ届かない」と言う反応が返ってきた。

そこで、また送金を試みたものの、「まだ届かない」と言う反応が返ってきた。

これを何度も繰り返された結果、ごっそり抜かれてしまったと言うようなのです。

こうしたやりとりは、いちいち人間が確認してるわけではなく、

システムが処理しているので、システム上のバグを狙われて、

大量のビットコインを送金してしまい、それを盗まれたのではないかと言われています。

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