【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】108 ISOで標準化の議論が進む

ネジの形状、フィルムの感度、コンテナのサイズなどの工業規格から、

品質管理のマネジメントシステムまで、世界で統一ルールを作って

国際取引の円滑化を図るISO (国際標準化機構)で、ビットコインの標準化の議論が進んでいます。 

世界各国の通貨は、ISO 4217で規格が決められています。

日本円を「JPY」、米ドルを「USD」、ユーロを「EUR」と表記するように、

それぞれの通貨を3文字のコードで記述するための国際基準です。

世界中の銀行システムはISO 4217を満たす必要があるため、

ビットコインがISO 4217に採用されると、技術的には、世界中の銀行システムが

ビットコインは使えるようになります。

例えば、ビットコインを日銀ネットワークに送ることができるようになるので、

仮想通貨が、今まで以上に既存の金融システムと融合する可能性が出てきます。

その意味で、ISO 4217に採用されるかどうかは、ビットコインが

さらに普及していくための1つの試金石となっています。

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