イーサリアム (の内部通貨であるイーサ)はビットコインと同じように
円や米ドルと交換できるので、あたかもデジタル仮想通貨のように見えますが、
本質は別のところにあります。
例えば、AさんがBさんに不動産を売ろうと言うときは、Aさんが行政書士に
不動産移転登記の書類を作成してもらって法務局に提出、同時に買い手のBさんが
Aさんに代金を振り込んで移転が完了と言う流れになります。
この1連の手続きを全部デジタル化しようというのが、
イーサリアムのプラットフォームの考え方です。
契約情報の分散型台帳技術で管理しようと言うことです。
ビットコインのところで説明しましたが、
ブロックチェーンと言うのは過去のすべての取引記録が一続きのチェーンに
なったもので、イーサリアムを使えば、どの不動産が誰と誰の手を経て現在の所有者に
引き継がれたのか一目瞭然です。
不動産登記が電子的に記録され、誰でも自由にどこまでもさかのぼって
記録を参照できるようになれば便利ですし、
手続き自体は自動化され、ほとんど人手を介さないので、低コストでの運用が可能です。
しかも、イーサリアム自体が仮想通貨としても通用するとなると、
別途代金を振り込む必要もありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】110契約情報をブロックチェーンで保存
Posted in: いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
– Posted on 2020/06/15
コメントを残す