【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】110契約情報をブロックチェーンで保存

イーサリアム (の内部通貨であるイーサ)はビットコインと同じように

円や米ドルと交換できるので、あたかもデジタル仮想通貨のように見えますが、

本質は別のところにあります。

例えば、AさんがBさんに不動産を売ろうと言うときは、Aさんが行政書士に

不動産移転登記の書類を作成してもらって法務局に提出、同時に買い手のBさんが

Aさんに代金を振り込んで移転が完了と言う流れになります。

この1連の手続きを全部デジタル化しようというのが、

イーサリアムのプラットフォームの考え方です。

 契約情報の分散型台帳技術で管理しようと言うことです。

 ビットコインのところで説明しましたが、

ブロックチェーンと言うのは過去のすべての取引記録が一続きのチェーンに

なったもので、イーサリアムを使えば、どの不動産が誰と誰の手を経て現在の所有者に

引き継がれたのか一目瞭然です。

不動産登記が電子的に記録され、誰でも自由にどこまでもさかのぼって

記録を参照できるようになれば便利ですし、

手続き自体は自動化され、ほとんど人手を介さないので、低コストでの運用が可能です。

 しかも、イーサリアム自体が仮想通貨としても通用するとなると、

別途代金を振り込む必要もありません。

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