ロサンゼルス特派員の特典はハリウッド映画の試写が見られることだ。
ただし事前に「映画芸術科学アカデミー」に登録して年間5本以上作品の論評を
掲載する義務がある。
ただ試写会に行っても字幕は無い。
周りが大笑いしても何がおかしいのかさっぱりわからなかった。
そんな時ハリウッドで日本の雑誌にコラムを書く日本女性と知り合い、
試写会を覗かせ、その解説を待って映画館に行き、論評を書いた。
「フォレスト・ガンプ」もその頃の作品で、プレスリーが登場した場面では
周りと一緒に大笑いできた。
帰国後も彼女からときおり便りがあった。
最後となった手紙が興味深かった。
病を得て初めて生活保護を申請したら「手続き書類は英語のほかスペイン語、支那語、
韓国語版だけ。
日本語版はなかった」と言う。
異国に来て、異国の政府に世話をかける。
「そんな恥ずかしい申請をする日本人は私が初めてかも」と便りは結んであった。
見舞いを旧条住所で送ったが返事がなかった。
気になる最後だが、その4カ国のサービスについて調べてみたらビル・クリントンに行き着いた。
この大統領はホワイトハウスで研修に来た女子大生モニカ・ルインスキーと
不適切な関係を持ったことで知られる。
支那とも不適切な関係を持ち、チャイナマネーで随分と潤ったと聞いている。
日本嫌いでも知られ、三菱重工など日本企業に軒並み難癖訴訟をふっかけて一方的に金をとった。
国内政策では民主党の新しい党是、弱者救済に血道を上げた。
大学や企業にマイノリティー枠を強いるアファーマティブ・アクションを履行させ、
陸海軍にはタブーだった同性愛者を入隊させることに成功した。
それが呼び水となって同性婚の公認、そしてLG BTQ容認への流れが出来上がっていった。
ポリティカル・コレクトネスにも勢いをつけさせた。
コロンブスには偉大な冒険者ではなく先住民殺害した殺戮者だったと言う
マイノリティー向け歴史修正のことだ。
この風潮はオバマ時代に先住民虐待から意図的に黒人奴隷批判にかわり、
南軍司令官ロバート・リー将軍の像が引き倒された。
さらに黒人ジョージ・フロイド殺害から始まったBLM運動では独立宣言起草の
ジェファーソンの像まで破壊の対象にされた。
学術会が「古事記の話はインチキ」「聖徳太子はいなかった」を吹聴するのに似ている。
そのクリントンが最後に出したのは「大統領令13166」だった。
福利厚生では多様な人種に対応した言語サービスをせよと言う内容だ。
ハリウッドの彼女が見た四カ国後版はその鏑矢だったわけだ。
オバマは、日本が縁のない在日朝鮮人に生活保護まで与えるのを見て
米国も500万密入国者を許し、医療保護(オバマ・ケア)の対象にする方向付けまでした。
言語サービスも同じ。
異邦人が日常生活に不便のないよう拡充させた。
サンフランシスコ市では支那人など「かなりの人口を持つ言語少数者」に対して
「すべての部局で」支那語訳の文書を用意し、かつ支那語を話す
「バイリンガル職員の配置」を義務づける条例ができた。
手本は日本の地下鉄になるか。
親切にも言語少数者のハングルや簡体字は溢れかえらせている。
おかげで米国は、もはや英語を知らなくても生活できる空間になりつつある。
実は米市民はすでに強い危機感を持つ。
その表れに50周のうち32週で「英語を公用語とする」州法を整理させた。
残り18州は大方が民主党知事だと思っていい。
民主党がもたらした「祖国喪失の危機感」がトランプでしばし断ち切られたものの、
その期間が再来する可能性は高い。
米民主党に変な範を垂れてきた日本もまた今変な先住民を創設したり、今様道鏡が出たり。
結構危ない状況なのは知って欲しい。
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