【米中もし戦わば】010-1、第8章「空母キラー」の衝撃

問題

1600キロ離れた場所から発射したミサイルを、時速55キロで航行中の空母に

命中させるにはどのくらい難しいかを選べ

①困難

②非常に困難

③ほぼ不可能

このような形のミサイル攻撃は、実際には非常に困難なので、それに成功した

(と思われる)国はこれまで1つしかない。

それは中国である。

中世の大弓や投石、アメリカ南北戦争時の機雷、第一次大戦時の機関銃や戦車、

第二次大戦時の戦闘機や空母と同様に、中国の「対艦弾道ミサイル」の登場は、

アジアにおける力の均衡全体をひっくり返しかねない衝撃的な出来事である。

今のところ、中国とアジア諸国との力の均衡は、アメリカの空母戦闘群及び

アジアの諸国のアメリカ軍基地のプレゼンスによってかろうじて保たれている。

しかし、中国の対艦弾道ミサイルに空母破壊能力が本当にあるとすれば

(これについては、憶測に基づく部分が少なくとも若干、残っているが)、

アメリカ空母だけでなくアジア地域の戦力投射能力自体を破壊されてしまう。

そして中国は、制海権を握るアメリカに(少なくとも、中国側から見れば)

抑えられていた第一第二列島線を突破すると言う、劉華清提督の戦略上の夢を

ついに実現することになる。 

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