【米中もし戦わば】013-01第13章ヨーロッパの最新軍事技術を手に入れる

問題

アメリカや日本やベトナム海軍艦艇を破壊する能力を持った

通常型ディーゼル電気式潜水艦を中国が建造できるように手助けした国を選べ。

①フランス

②ドイツ

③ロシア

④ 1 ~3のすべて

第2次大戦時にユーボートの恐怖によって一躍有名になったディーゼル電気式潜水艦は、

世界初のハイブリット・ビークルと言えるかもしれない。

 ディーゼルエンジンは推進力を得るためだけでなく、電気モーターを充電するための

発電にも使われる。

 潜航後は、ディーゼルエンジンよりも速度の方でずっと劣るが、

はるかに静かでステルス能力の高い電気モーターが推進力を提供する。

最近まで、ディーゼル電気式潜水艦の主な欠点は、艦内の淀んだ空気を

新鮮な空気と交換し、ディーゼルエンジンを使ってバッテリーを再充電するために

数日おきに水面に浮上する、あるいは少なくとも「シュノーケル」する

(吸排気筒を水面上に出す)必要があることだった。

 問題は、ディーゼルエンジンの「大気依存性」が高いことだった。

 つまり、ディーゼルエンジンは、燃焼プロセスで大量の空気を消費するとともに

かなりの量の排気ガスを発生させる。

 そのため、ディーゼルエンジンは艦内の空気を速やかに消費してしまうのである。

煩雑に浮上また吸排気筒を水上に出さなければならないと言う点で、

従来のディーゼル電気式潜水艦には安全上の大きな問題がある。

再充電や吸排気を行っている間、探知される危険が極めて高くなるからである。

その点で、エンジンが酸素を必要としない原子力潜水艦は明らかに有利である。

 原子力潜水艦は数ヶ月潜航し続けることができるのだ。 

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