【米中もし戦わば】026-01、第26章水不足のインド

問題

次のうち、中印戦争の引き金となる可能性が最も高い事案を選べ。

①アクサイチンやアルナーチャル・プラデーシュをめぐる国境紛争

② 中国がインドの宿敵パキスタンに核兵器や通常兵器を供給している問題

③インドがダライ・ラマをかくまっていることなど、中国の人権抑圧的な

チベットを支配に関する問題

④水資源をめぐる争い

⑤ 1 ~4のすべて

これは、正解を1つに決めかねる問題である。

 現時点では、正解に最も近いのは1の「国境紛争」か2の

「一触即発のパキスタン問題」だろう。

しかし、3の「チベット問題」は中印関係を長年ギクシャクさせてきた元凶だし、

常に深刻な水不足に悩まされている両国で水資源が将来ますます枯渇して

いくだろうことを考えれば、4の「水戦争」は今後数十年でトップに躍り出るだろう。

 と言うわけで、本章冒頭の問題の正解は5の「1 ~4のすべて」と言うことになる。

それではまず、アクサイチンとアルナーチャル・プラデーシュをめぐる

国境紛争について見ていこう。

 1960年の中印戦争の舞台となったのも、これら2つの戦略上重要な地域だった。 

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