【米中もし戦わば】032-01、第32章中国本土への攻撃

問題仮に人民解放軍が中国本土から、海上の艦船、あるいはグアムや日本等の

アメリカ軍基地へミサイルを発射したら、アメリカはどう対処すべきかを選べ。

①中国本土へ反撃を開始し、戦闘ネットワークを麻痺させ、長距離攻撃システムを

無力化し、情報・監視・偵察能力を破壊する。

②中国の軍用船及び商船の通行を封鎖し、エネルギー輸入ルートと製品輸入路を

断ち切ることによって中国経済の息の根を止める

③1と2の両方「中国がいつかアメリカの軍艦や基地を攻撃してきたら」と言う、

この問題の前提は確かに穏やかではない。

だが、本書のこれまでの記述を全て読んだ人なら、「そういう時代は起こり得る。

 米中の経済的相互依存度が高いからといって安心はできない」と言う

結論に至ったのではないだろうか。

 (これは実際に起こる可能性が高いと主張する人もいるが、

そうとまでは言わないにしても)起こりえるシナリオである以上、

ペンタゴンはこの問題を真剣に考えてきた。

その過程で、アジアにあるアメリカの軍事施設が中国の攻撃を受けた場合に

どのような戦略を取るべきかについて、ペンタゴンの戦略家たちの意見は

概ね2つに分かれた。 

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