【米中もし戦わば】037-01、第37章貿易の拡大で戦争は防げるのか?

問題

ある国が貿易に大きく依存している場合、その貿易相手国と戦争になる可能性は

どうなるかを選べ。

①低くなる

②高くなる

③高くなるか低くなるかは、取引されているものによる。

少なくとも中国に関して言えば、現在の一般的見解は1の「低くなる」だろう。

これは、「商業による平和」を信奉し、貿易が平和をもたらすとする立場である。

金融業界も製造業界も、国際関係論の「リベラリズム」も、「中国との戦争は

ほとんどありえない。 

双方にとって、貿易を失うことによる損失の方が戦争から得られるどんな利益よりも

はるかに大きいのだから」と声高に主張し続けている。

その昔、フランスの政治学者モンテスキューもこう述べている。

平和は貿易の自然な結果である。

互いに意見の異なる二カ国が、貿易を通じて相互に依存するようになる。

というのも、一方は買うことに関心があり、他方は得ることに関心があれば、

互いの必要の上に2カ国の結びつきが築かれることになるからである。 

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