【米中もし戦わば】著者紹介

著者ピーター・ナバロ Peter Navarro大統領補佐官、国家通商会議議長。

 選挙中からトランプ陣営に加わり、政権移行チームでも引き続き経済、

貿易、アジア政策の担当を務めた。

CNBCの経済番組ではレギュラー出演者としても活躍。

 「ビジネス・ウィーク」「ニューヨーク・タイムズ」

「ウォールストリート・ジャーナル」など、各紙誌にも寄稿している気鋭の学者である。

 専門は経済学で「中国による不公正な貿易が、アメリカ経済とその製造業に

どのようなダメージを与える与えているのか」を研究していた。

その過程で、中国がそうした貿易で得た経済力をもとに、軍事力を増強し、

南シナ海や東シナ海で様々な軍事行動を起こしていることをに着目。

 本書では、中国の経済や貿易活動はもちろん、政治体制や軍の内情に至るまで、

あらゆる面から「米中戦争」の可能性、それを防ぐ方策を分析している。

 訳者赤根洋子(あかね・ようこ)翻訳家。

 早稲田大学大学院修士課程修了「(ドイツ文学)。

 主な訳書に「科学の発見」(スティーブン・ワインバーグ)、

「寄生虫なき病」(モイセズ・ベラスケス=マノフ以上文芸春秋

「世にも奇妙な人体実験の歴史」(トレヴァー・ノートン)、

「ヒトラーの秘密図書館」(ティモシー・ ラインバック、以上文春文庫)など多数。

 解説飯田将史(いいだ・まさふみ)1972年生まれ。

 慶應義塾大学修士、スタンフォード大学修士。

1999年防衛庁防衛研究所入所。

 スタンフォード大学客員研究員(2011年)、米海軍大学客員研究員(2013年)などを経て、

2016年より防衛研究所中央研究室の主任研究官を務める

「南シナ海で広がる米中の亀裂」(「問題と研究」第43巻2号、2014年4月)で

いち早く中国の海洋進出に伴う米中の軋轢について指摘し、

2016年3月には防衛省防衛研究所が発表した「中国安全保障レポート」の

執筆責任者も務めた。 

──────────以上終了

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