【銀行デジタル革命】04フィンテックの本質は革新的なサービス

フィンテックとはファイナンス(金融)のテクノロジー(技術)を組み合わせた造語で、

2008年のリーマン直後に米国で生まれたとされています。

ATMによる現金の引き出しや振り込み、クレジットカードの利用など、

金融サービスは以前から専門技術があってこそ成り立ってきました。

しかし今日話題になるフィンテックはそうした伝統的なサービスを支える技術とは

一線を画するものです。

その本質は、安くてより良いサービスを利用者に提供する技術であり、

実際、ここ数年間にシリコンバレーで次々と設立されたフィンテックの企業の多くは、

預金決済など銀行が従来から提供してきたサービスを利用しながら、

より利便性の高い新サービスを提供しています。

フィンテックと言う言葉はそのように「ITを駆使した、革新的で、

既存の金融機関のサービスを一掃してしまうほどの力がある金融商品やサービス」と

いった意味で使われることが多いようです。

フィンテックと言う言葉はは2015年3月、米国の巨大な銀行持ち株会社

JPモルガンチェイスのジェームズダイモンCEO (最高経営責任者)によって、

一躍世界で有名になりました。

ダイモンCEOは、公開した「株主への手紙」の中で、

フィンテックを使ったサービスを展開するスタートアップ企業を評して

「シリコンバレーがやってくる」と表現し、フィンテック企業が巨大銀行の

脅威となっていることをズバリと指摘したのです。

この発言は日本のメガバンクにとっても衝撃でした。

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