中国でフィンテックと言えば、近年高成長を務めているインターネット決済や
インターネットネット貸借など、いわゆるインターネット金融を指すことが多いようです。
中国でのインターネット金融の発展は、オンラインショッピングの拡大と
平仄を合わせてきたところが大きな特徴です。
そのオンラインショッピング拡大には、消費者と販売事業者の間に入って、
中国の消費者がスマートフォンを使って簡単に買い物ができる仕組みを開発した
銀行以外の決済業者、いわゆる第三者オンラインプラットフォームは
大きな役割を果たしています。
2015年末のデータでは、中国でのインターネット利用者比率は人口の約50%で、
うちスマートフォンを使っての利用者は約90%に達するといいます。
驚くべきは2015年のオンラインショッピングによるインターネット消費額です。
年間約61兆円に上り、中国の消費総額に占める比率は2007年の1%弱から約13%にまで
急成長を遂げたと言われています第三者オンラインプラットフォームの代表格は、
日本でも有名なアリペイ (支付宝)とウィーチャットペイ (微信支付)大手2社です。
オンライン決済の領有の占有率はアリペイが54% ウィーチャットペイが40%だといい、
両社でオンライン決済の9割を超えています。
電子商取引大手のアリババグループが運営するアリペイは、
同社のインターネット販売では、商品の未着、購入者の未払い等ネット販売に絡む
トラブルが後をたたなかったことや、クレジットカードの普及が
遅れていたことが要因となり、インターネットショッピングの拡大が滞っていました。
そこに登場したのがアリペイで、ネット販売の安全性、信頼性を高め、
タオバオの成長を支えていきました。
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