【銀行デジタル革命】60第6章仮想通貨投資の行方投資ブームの功罪、露呈した負の側面—コインチェック事件

ビットコインなどの仮想通貨が投資ブームを巻き起こし、

日本でその取引量が急速に拡大しています。 

第二章で概観した通りです。

そのブームに水を差すような事件が起こりました。

コインチェック事件です。

2018年1月26日未明、仮想通貨取引所大手のコインチェックが

顧客から預かっていた仮想通貨NEM(ネム)ほぼ全て約580億円分が、

不正アクセスにより外部に流出しました。

前述の通り、日本では2014年にもマウントゴックス社でビットコイン約470億円分が

消失する事件が発生していますが、コインチェックの流出額はそれを上回り、

過去最大規模の流出事件になりました。

海外でも仮想通貨の流出消失事件は繰り返されています(図表6-1)。

日本は2017年4月に資金決済法を改正し、世界に先駆けて登録制などの

規制を導入したことで、仮想通貨取引の信頼性を高めてきたはずでした。 

しかし、コインチェック事件で、日本の仮想通貨取引所に対する信頼が

再び問われる事態となってしまいました。

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【銀行デジタル革命】60第6章仮想通貨投資の行方投資ブームの功罪、露呈した負の側面—コインチェック事件


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