【嫌韓】韓国経済阿鼻叫喚 27 大統領府でも権力争い

大統領府でも権力争い

「朝鮮日報」(2014年12月12日付)は社説で「弟派と家臣派、朴政権の見苦しい内部抗争」と論じている。

目を疑うような事実である「大統領府の前職と現職間の争いは、

朴志晩 (注:大統領実弟)の取り巻きである「大統領の弟グループ」と、

大統領が政治に入門した当時から大統領を支えてきた「家臣グループ」に分かれ、

文字通り「泥仕合」の様相を呈している。

 朴志晩のグループは今年に入ると徐々に大統領府を去ったが、「権力3人組」など

現在大統領府を掌握している側一時チョンユンへ (注:韓国の大統領政権の「影の実力者」

とされると何らかのつながりを持っていた人物だった。

双方のうちのどちらかが大統領の目、耳、そして心をつかむをめぐる権力争いが繰り広げられ、

その過程で表面化したのが「チョンユンへ関連動向」だった。

双方は今や体面も何も気にすることなく、公の場で激しい争いを繰り広げている」

部外者には、何が何だかよくわからない内容である。

詳細はわからなくても良いが、韓国の大統領をめぐって権力争いをしていると言うのだ。

1つは、朴氏が政界に入った時からの政治指南役を務めてきた「家臣クラブ」と、

大統領の実弟(朴志晩)が率いる「弟グループ」が互いに自らの権力拡大を目指している。

この過程で、大統領府の極秘書類が流出して、韓国社会を揺るがす出ているのだ。

NHKで長期間にわたり放映されてきたドラマの「イ・サン」は、

18世紀後半に過去520年の王朝史において、最も波瀾万丈で紆余曲折の人生を送った

朝鮮王朝の代22代王の正祖(イ・サン)の劇的な人生のドラマである。

ここに描かれているストーリーとはイ・サンの皇帝就任を阻止する、権力の執行妨害する、

ありとあらゆる権謀術策が繰り広げられている。

このドラマと今韓国大統領府に起こっている大統領取り巻き連中の権力争いが寸分違わないのだ。 

300年近い歳月を経ているのに、権力争いの実態には何らの変化もない。

韓国社会の閉鎖性を象徴する話だ。

「このように信念も気力も責任意識もないままふらつく政権が、

このままでは3年以上もこの国をリードすると考えるとどうしても心配になる。

結果的にその弊害は全て国民に及んでしまうからだ」朝鮮日報の社説では、

明らかに朴政権に愛想をつかしている。

政治に緊張感がないから、こういった大統領の取り巻き連中の権力争いが起こるのだ。

最終的には韓国大統領に降りかかるが、本質的には朝鮮民族の問題と言える。

それは儒教社会特有の価値観がもたらしている混乱でもある。

儒教は相手を支配隷属させる論理が体系化されたもの。 

そこには「平等」と言う認識は存在せず、「支配」と言う概念しか存在しない。

「平等」概念に基づけば、互いに対等で協力し合う関係性が成立する。

一方、「支配」概念では、相手を従属させることに従属させることになるから反発、

争いが必然的に起こる。

この面では、中国も全く同じである。

「支配」関係で社会の秩序をとらえている。

その「支配」観念の基準は、経済的な価値である資産をより多く保持するものが上位に立つ。 

GDPで世界2位になった中国が、日本を「下位」に位置付け始めた背景にはこれがあるのだ。

2010年、中国のGDPが日本を上回って以来、中国の対日外交が明らかに変質した。

日本に対して横柄な態度を取り始めて現在に至っている。

日本社会では想像もできない行動である。

中国と「文化」が違うから仕方ないと言えばそれまでだが、

欧米などの先進国社会とは、完全に異なる価値観を持っている。

これも、儒教文化の悪弊と言うほかない。

こういう言葉は禁句だが、「人種(文化)が違う」のだ。

「朝鮮日報」(2014年12月15日付)は、次のように伝えた。

「財界からは今回の事件(注:大韓航空機遅延事件)の原因は、

韓国の1部大企業でのオーナー1族による世襲経営にあるとの指摘が聞かれる。

今回の事件を見ると、正常に社員を指揮統率するのではなく、

主人が僕に対するような印象があるためだ。

また、航空機は公共の交通手段であるにもかかわらず、

オーナー一族の個人が思い通りに動かせるおもちゃのように扱った点も批判を受けている。

専門家が韓国式の世襲経営の弊害が公私を区別できないところに克明に現れていると指摘する。

財閥3、4世代が本格的に到来し、そうした問題が表面化しているとの見方だ」

財閥ファミリー1族の大韓航空副社長が、自社の社員を「僕」と見ている。と批判している。

この箇所こそ、儒教社会の悪弊である。

経済的に上位にあるものが社会の支配権を握っていると言う錯覚を生んでいる。

市民社会のままでは、すべて「平等」である。

まさに「人の上に人をつくらず」である。

資産保有の多寡が人間の価値を決めるわけではない。

あえて言えば、教養こそ人間にとって不可欠な「資産」であろう。

それが、中国も韓国も理解できないとしたら、悲劇と言うほかない。

日本との和解は、価値観の違いが最大の障害となろう。

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