【嫌韓】韓国経済阿鼻叫喚 29 謀られた事件か

「朝鮮日報」(2015年2月16日付)は、「品格の欠片もないサムスンとLG」とのコラムを掲載した。

 「洗濯機破損事件で法廷闘争に突入したサムスン電子とLG電子には、

世界的企業の品格はかけらも見えない。

LG電子は、ライバル社の展示ブースで触れた洗濯機が壊れても、製品が弱かったからだと主張した。

サムスン電子は、LG電子社長の失敗を海外メディアに広め、至る所で騒ぎ立て、

結局司法機関に論争を持ち込んだ。 

両社は、いずれも企業イメージだけでなく、国のイメージを失墜させる泥試合を演じ、

批判的な世論には目を背けている。 

両者は、紛争が起きるたびに検察の既成事実等客観的な事実まで相手を攻撃。

 自分たちが正しいと主張するために、ネガティブキャンペーンまで行う」両社は、

かねてから「犬猿の仲」であることがわかる。

紛争が起きるたびに、互いに相手を貶めるべく「ネガティブキャンペーン」を張ってきたからだ。

こういう経緯を見ると、国際家電博覧会で相手がどんな行動に出てくるか、事前に想定できたであろう。

意地悪な見方をすれば、

サムスンがわざと製品ドアが壊れやすく仕込んでおく、ということもありうる。

LGは、ドアの材質や閉まり具合をチェックすべく、少し力を入れて操作した。

まぁ、実態はそんなところだろう。

手で壊れるような洗濯機のドアでは、製造に不具合があった証明になりかねない。

道具でも使わない限り、壊れるはずがないのだ。

驚くのは、ソウル地検の動きである。

すでに、LG電子のチョ社長に対して出国禁止の措置を下した

(「中央日報」2014年12月23日付)ことである。

この程度の「事件捜査」で、被疑者の出国禁止措置を取るとは、あまりにも大袈裟である。

海外逃亡するほどの重大犯罪とは思えない。

チョ副社長の社会的な地位を考慮すれば、経営者としての職務を放り出して、雲隠れするはずがない。

どうも、地検までがサムスンに味方したような「不明朗さ」を感じる。

この事件は、最初からサムスン側の「やらせ」と言う印象が強い。

「サムスン電子は、LG電子社長の失敗を海外メディアに広め、至る所で騒ぎ立て、

結局は司法機関に論争を持ち込んだ」。

この指摘は、重大である。 

朴韓国大統領が、日本批判を海外の首脳に会うたびに吹聴して歩いたのと同じである。

朝鮮民族には、こういった「騒ぎたてて歩く」特色があるのだろう。

じっと、腹の中に納めておく。

そういう手法は不向きなのだ。

「サムスン電子とLG電子は、誰の目にも電子業界で世界の一二を争う企業だ。

同時にメイドインコリアを代表する企業でもある。

消費者は商品を購入する際商品に対するイメージだけでなく、ブランドに対するイメージ、

国家に対するイメージも考慮する。

今の両者の行動が、ブランドイメージだけでなく

国家イメージまでも自ら低下させる結果を招くことが明らかだ。

すべての争いには理由がある。 

しかし、サムスン電子とLG電子のリーダーは特許や技術競争ではなく、

プライドの争いが招く結果について考えるべきだ。

プライド争いで勝ったとしても「傷だらけの栄光」に過ぎない」ソウル地検が、

この程度の「案件」を立件するかどうか、慎重に検討したのか疑問である。

既に両社が泥仕合になっており、「軽微」な事件だけに、「不起訴」にすることも可能であった。

それをせずに、サムスン側の主張を入れた背景には、「家産官僚制」と言う韓国特有の

「官民癒着」の臭いがする。

地検側も退官後は、サムスンを第二の職場にしたい。 

そういう「深慮遠望」が働いていなかったか。

国家イメージにも傷がつく争いである。 

経済界の有力者が、間に立って両者を和解のテーブルにつかせる。

そういう「大物経済人」もいなくなった。

その後(2015年3月31日)、両者とも冷静になって「和解」した。

残した爪痕は極めて大きなものがある。

「両社は、大韓航空の(チョヒョンア)副社長の「ナッツリターン」でブランド価値が

世界的にどれほど低下したかを反面教師とすべきだ。

両者が大韓航空と同じ失敗を繰り返さないためには、今からでも互いに手を差し伸べ、

世界的企業らしい品格を示すべきではないか」

大韓航空の「ナッツリターン事件」は韓国の国家イメージを著しく害した。

これに加えて、今回のサムスンとLGの刑事事件は、二重の意味で、韓国イメージを損ねる。

いずれも、韓国財閥が引き起こしたものだが、企業の存立意義をはき違えているのではないか。

そう思わざるを得ない。

企業の公的な存在価値は、単なる利益追求だけにあるわけではない。

国家、地域住民、労働者、消費者に奉仕する点で、「4面等価」の原則が存在する。

その上で、利益を求めるのだ。

韓国財閥は、最後の「利益」追求だけが目的である。

「4面等価」というという奉仕への精神が最初から吹き飛んでいる。

今時財閥制度をありがたくいただいている時代錯誤が、

今回のサムスンとLGの泥沼事件を生み出したに違いない。 

韓国では、企業だけが無益な争いを繰り広げているのではない。

政治でも同じことを繰り返している。

それは韓国の地域対立と言う前世紀的な遺物がなせる技である。

日本で言えば、戊辰戦争(1868年)で敵味方に分かれて戦った長州(山口県)と会津(福島県)の対立が、

現在まで続いているかのような話である。 

現実は解消されている。 

韓国では、その地域対立が今なお生き続けている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ページトップに戻る↑                           ページ一番下へ↓

【嫌韓】韓国経済阿鼻叫喚 29 謀られた事件か


About kabumagariya