【嫌韓】悪韓論 11 進歩的労組が職場世襲を要求
大手財閥系や独立系大手の大卒事務職、あるいは公務員の上級職に採用されることこそ、
「今日の中人から両班」に伸し上がるスタート台だ。
ところが狭き門だ。
「10年の場合、国内企業の純利益の30%は、サムスン電子などの上位10社が占めたが、
これら企業による雇用は2%にも達していない」(東和日報11.7.15)
「4大グループの11年末役職員数は504,000人だ」
「4大グループが国内経済に占める比重は付加値基準で20%内外に達する。
しかし雇用規模は総計2424万人の2.1%に過ぎない) (ハンギョレ新聞12.6.7)
「公取委の企業集団資料を分析した結果、10年の30大グループの従業員総数は
前年(97万人)比約9万人増の106万人」(朝鮮日報11.6.7)右に挙げた人員数は、
ブルーカラーを含む。
つまり、どれだけ大卒者がいようとも、「中人から両班へ」のルートが見えるような大手財閥系、
あるいは公務員になれる比率は、そのスタートラインに立つだけでも極めて難しいのだ。
そもそも大手財閥系の賃金体系が、韓国全体の賃金体系とは全く別の場所にあり、
これまた全く別の動きをしていると見る方が妥当かもしれない。
▽従業員 サムスングループだけで20万人強、4大グループで50万人強、
30大グループで106万人。
▽時価総額 サムスングループだけで25.3%、10大グループで59.2%。
これは、聯合ニュース(12.5.7)報じた数字だ。
トップ突出、あと小粒、その他はミジンコ… 2年か3年、真剣に韓国ウォッチを続けたら、
誰でもこの数字を「韓国らしい姿だ」と思うようになる。
「11年の社員返金年俸は、現代自動車の8900万ウォン(651万円)がトップ。
10年はサムスン電子の8640万ウォン(約632万円)がトップだった」(朝鮮日報12.4.2)
「執行ポータルによれば、2月に卒業する大学4年生3234人を対象に最近アンケート調査した結果、
大企業に生産職として入社する意向を問う質問に「ある」と言う回答者が76.3%に達した」(朝鮮日報05.1.25)
生産職(ブルーカラー)といっても大手財閥系なら、
建設現場や、町工場の生産現場とは違うと言う大前提があるのだろう。
中央日報(11.4.19)によると、現代自動車では4年勤続の生産職の年俸が5400万ウォン(約420万円)
現代自労組は「新規採用時、定年退職者と25年以上長期勤続者の子供を優先採用する」条項を
団体協約に入れるよう要求している。
「過激で進歩的」とされる現代自労組が職場世襲制を要求するとは…。
そういえば、北朝鮮も身分世襲性だ。
韓国語で言う「進歩的」とは、実態として「親北的」と限りなく近いから、
「過激で進歩的」な労組が職場世襲制を要求するのは何らかの矛盾もないのだろう。
現代の国内工場での一人当たり自動車生産台数は、トヨタの半分以下とされている。
現代の国内工場で人件費爆発が起きるのは、そんなに先の話ではないだろう。
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