韓国人は米国以外にどこの国に留学するのだろうか。
韓国教育開発院の統計年報は、大学生に限って留学先分類を載せていた。
それによると、11年の場合、「中国62,957人、オーストラリア33,929人、
フィリピン30061年、日本25,692人、カナダ15808人、ニュージーランド10,289人、
その他22,089人」。
日本人はフィリピンの数字を見て、「信じられない」と声を上げるだろう。
韓国からフィリピンに留学して、何を学ぶのか。
バナナの栽培法、まさか。
実は、英語習得のための語学留学が大部分なのだ。
フィリピンは英語を公用語とする。
英語を学ぶなら、英語圏で生活するのが近道だ。
フィリピンは、英語生活圏の中で、韓国から最も近い国であり、往復の航空運賃はもちろん、
物価が安い。
そんな「狙い目の国」とわかれば、フィリピンに渡った韓国人がフィリピン人を雇い、
語学学校を開設する。
韓国ではこれを留学院と呼ぶ。
「韓国人の経営による、韓国人だけのための語学教室」なのだ。
「フィリピンには留学員が280カ所ある。
このうち200カ所は無許可で、ほとんどは韓国人が経営している」(中央日報11.1.17)
フィリピンやニュージーランドに子弟を留学させる在日韓国人が多い事は、
以前から聞いていたが、なるほどだ。
12年版の公式統計を見ると各年の数字に大変動があった。
短期ビザによるフィリピンで行う研修を大学生留学者から除外してしまったのだ。
こうした統計基準の変更は、韓国ではよくあることだ。
韓国ウォッチャーなら「またやってくれたかい」と笑うだろう。
どうやら米国にも」「韓国人専用」の教育施設が、「大学」として存在するようだ。
12年4月、米カリフォルニア州のオイコス大学で、同校看護学科を中退したばかりの韓国系男性が
ピストルを乱射し、7人が死亡、3人が負傷する事件があった。
この犯人は、事件の何年か前に米国に移民しているから留学生ではないが、
オイコス大学とはどんな大学なのか。
「韓国系米国人牧師のキムジョンイン氏が設立したオイコス大学(総長チェヨンギョ)は、
96年にエズラ聖経大学院としてスタートし、04年にLAシェパード大分校を経て、
07年に独立大学となった」「英語と韓国語で講義するオイコス大学には
神学、音楽、看護学、韓医学の4学科が併設開設されていて、約100人の学生が受講している」
「サンフランシスコの韓国総領事館は、この大学の在学生に韓国人が多いので、
領事を現地に急派した」(中央日報12.4.3)「韓医学」とは「漢方」のことだが、
4学科で約100人しか学生がいないとは、どんな大学なのか想像もつかない。
4年制なのか。
教授は何人いるのか。
本当に毎日、講義が行われているのだろうか。
設立者は金さん、総長は崔さん、名前が出ていた犠牲者は沈さん、犯人は高さん。
「英語と韓国語で講義」「在学生に韓国人が多いので」
…ともかく、ここに在籍して韓国に戻れば、「米国の大学を卒業した人」になれるのだ。
韓国人留学生は、どこの国に行っても基本的に「現地韓国人社会」の中で生活する。
そして、学校ではカンニングを常とし、見つかると「こんなことのどこが悪い」と開き直る。
そんなタイプが多いようだ。
在ソウルの日本企業の事務所長から聞いた話だが「米国留学経験あり」と称する
入社試験の応募者たちに「米国の田舎町を旅行したときに感じた不可思議なことを
英語で話してみてください」と言ったら、
全員「滞米中にはい一度も行かなかった」と答えたと言う。
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