【嫌韓】悪韓論 27 第五章長時間労働大国の怠慢 OECD労働統計の罠

各国国民の平均労働時間を比較する場合、しばしば引用されるのが

「先進国クラブ」と言われるOECDの統計だ。

韓国のマスコミでは「労働時間の国別比較と言えばOECD資料」が常識だ。

「韓国の労働者の平均労働時間は2012年の時点で2,193時間だったが、

これはOECDの平均(1,749時間)を444時間も上回っていた」朝鮮日報(11.11.29)

の「世界最長の労働時間を減らし新たな雇用対策を」と題する社説は、まさに典型だ。

実は、「2010年の時点で2,193時間」と言う韓国に関する数字も、OECDが推計した数字だ。

OECDは、どんな手法で推計するのだろうか。

日本の総務省統計局に尋ねてみた。

「OECDには、月末1週間分の標本調査のデータを送るだけです。

これにはフルタイム労働者もパートタイム労働者も区別がありません。

そればかりか、無償労働、ほとんど家事労働でしょうが、その時間も含まれています」この説明には唖然とした。

OECDは、1週間分データに、独自の修正値を乗じて、「月平均」を出しているのだろうが、

「無償の家事労働も含む」では、日本人一般が考える「勤労時間「職場での労働時間」)とは異なる。

幸いなことに日本の厚生労働省「毎月勤労統計調査」と、

韓国の雇用労働省「産業体労働力調査」は、どちらも常用5人以上の職場の常用労働者(

フル、パート合算)について、職場での労働時間を調べている(日本の統計には、

ル、パート別の集計もある)。

▽韓国 月平均出勤21.4日、179.9時間労働(12年3月)

▽日本 月平均出勤19.7日、145.6時間労働(12年11月)

基準付の違いはあるが、なるほど韓国は長い。

大手就職サイトが実施した残業に関するアンケート調査を伝えた中央日報(12.2.20)を要約すると

次のような内容だ。

会社員の81.4%が週一回以上の残業をしている。

週の残業回数は「5回」(26.2%)、「3回」(19.9%)、「4回」(16.3%) 、週平均は4回。

1日の平均残業時間は3時間16分だ。

残業する理由(複数回答)は、「業務量が多すぎるから」52.4%、

「早く帰宅すると(その後職場の)雰囲気が良くないから」28.7%、

「上司が残業強要する方だから」24.0%などで、残業手当をもらっているのは49.5%。

この点在韓の日本企業は真面目に残業手当を支払っている。

なぜなら、こと日本企業となると、韓国の労政当局は姿勢が全然違う。

韓国企業のサービス残業や、法定最低賃金無視には目をつぶっても、日本企業に対しては、

あらゆる労働関連法規の完全順守を要求するからだ。

そして、私の知る限りでは、在韓日本企業の日本人管理職の大部分は「韓国人スタッフの残業は、

残業代泥棒」と考えている。

【嫌韓】悪韓論 27 第五章長時間労働大国の怠慢 OECD労働統計の罠


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