韓国の職場では「明日は父の誕生日なので」といった理由で休暇申請が出てくる。
その人間が管理職であり、明日は彼が担当する業務で重要な対外折衝が予定されている
と言う場合でも休暇をとってしまう。
滅公奉私の価値観だ。
ここで日本人上司が許可しない動きを見せたら、たちまち「人面獣心の倭奴」といった
集中放火を浴びてしまう。
「仕事」を理由に、親の誕生日に職場を休まない韓国人がいたら、
これは韓国人から「変人」扱いされて孤立する。
滅公奉私の価値観など、しち面倒臭いこと言わずに、素朴に考えれば
「家族の絆はどこまでも大切にする優しい国民性」となろう。
まして、今や働き盛りの韓国人の親たちは、国全体が貧しかった時代に
子供を大学に進学させるために苦労を重ね、結婚費用を工面し…。
そんな親に子供が孝行しようとするのは当然だと思えてくる。
ところが、その韓国の高齢者自殺率は、どうだ。
OECD加盟国の中でダントツの1位なのだ。
日本も自殺率が高い国だが、高齢者に限ってみると全く違う。
朝鮮日報(11.8.23)が、09年のOECD統計に基づき報じたところでは、
10万人あたりの自殺者数はこうだ。
▽韓国65から74歳では81.8人、75歳以上では160.4人
▽日本65から74歳では17.9人、75歳以上では14.6人
高齢者の貧困が背後にあることは間違いない。
「国民年金研究院によると、65歳以上の高齢者世帯の平均所得は1,619万ウォン」
「65歳以上の高齢者の31.8% (180万人)だけが国民年金、公務員年金、私学年金などを受給している。
月平均年金額も28万ウォン(約20,000円)程度だ。
これさえも受けられない高齢者は370万人」「保健福祉部高齢者実態調査(11年)によると、
高齢者の34%が働いている。
理由は生計費のため(79.4%)が圧倒的。
引退して休む年齢だが、生活のためにまた職場に出る。
貧困に耐えられなければ自ら命を立つ」(中央日報12.7.4「韓国、産業化に邁進した高齢者が貧しい国」)何と言う残酷な記事だろう。
貧しさだけでなく虐待もある。
「保健福祉省の資料によると、高齢者虐待の申告件数は07年には2312件だったが、
10年には3068件に急増した。
86%が家庭内で発生しており、息子、娘、嫁、婿などから虐待を受けるケースが全体の73%」(朝鮮日報11.9.26)
「高齢者が暮らしにくい韓国」)もちろん、これは恥を忍んで、公的な相談窓口に出向いた人だけの数字だ。
この際、あえて独断で言おう。
老齢福祉政策が行き届いてない中で親と別居する息子娘は定期的な仕送りなど、ほとんどしていない。
同居している場合は、時に虐待までしている。
「父の誕生日ですので」と言う休暇届は外華に過ぎない。
本当に親の家に行っているかいるのかどうかも疑わしい。
韓流ブーム絶頂の頃、あるお年寄りが韓国ツアーに参加して、整形美人ガイドにすっかり惚れ込んだ。
お年寄りは日本に戻るや、ガイドの受け売りで始めた。
「韓国は儒教の国だから、長幼の序に厳しく、みんな勤勉で…」。と。
もう漫画ではないか。
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