「特別恩赦対象者は約400万人、一般赦免または一般赦免に準ずる赦免対象者は250万人」
「金大中政府の大赦免(98年)の552万人よりも100万人多い過去最大規模」(中央日報05.7.15)
これは、盧武鉉政権当時の与党が大統領に建議した恩赦案の内容だ。
底なし汚職の国は、「恩赦大国」でもある。
大部分は道交法違反による免許取り消し、停止者、あるいは食品衛生法など
行政関係法の違反者とされるが、98年に552万人を恩赦したのに、
その7年後にはまた恩赦すべきと判断される対象者が650万人溜まっていると言うのだ。
この時点で韓国の人口は5千万人弱。
もちろん、寝たきりの人も児童もいる。
その中で650万人が恩赦対象であり、他に恩赦の対象にならない服役者、未決拘留者などがいる。
「恩赦大国」の前に、「犯罪者大国」なのだ。
李明博政権も、「大統領就任100日記念特赦」、交通法規違反者を中心に283万人、
「09年光復節(8.15)特赦」「12年旧正月」も恩赦があった。
さらに退任直前の13年1月、与野党とマスコミあげての反対を無視して、
汚職で獄中にいた側近たちを特別赦免した。
これらとは別に個別の恩赦がある。
典型がサムスン財閥の李健熙会長への特赦だった。
その李健熙氏が、自らのグループ会長就任25周年を記念して「グループ内の恩赦」を指示した。
「サムスングループが下半期中に役職員の懲戒記録の削除を進めることにした」
「対象は軽微な社規違反や業務上過失で譴責、減給などの軽い懲戒を受けた役職員。
サムスンは、対象者は約1000人と把握している」(中央日報12.7.12)
この国は「倉廩実ちても礼節を知らず、衣食足りても栄辱を知らず」だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コメントを残す