日本では携帯電話やスマートフォンを使ったモバイル決済サービスは、
中国でアリペイのスマートフォン決済が登場するかなり前から始まっていました。
日本で最初のモバイル決済サービスは、NTTドコモがお財布携帯機能を携帯電話に
導入した2004年に開始されています。
スマートフォンには様々な定義があるようですが、
それは現在一般に理解されるスマートフォンが発売される前のことです。
そういう形があるため、日本では「スマートフォン決済」よりも「モバイル決済」と
言う用語が一般的なのです。
導入時期は早かったものの、モバイル決済は普及しているとは言えません。
日本銀行は2016年に実施した「生活意識に関するアンケート調査」の中で、
モバイル決済の利用状況調査した結果をまとめ、「モバイル決済の現状と課題」と
題するレポートを作成しています。
そのレポートによると、店舗などで携帯電話やスマートフォンのモバイル決済機能を
利用している人は全体の6%に過ぎませんでした。
さらに、「機能はあるが利用してない」と回答した人が42%でした。
詳細な調査は限られますが米国やドイツでもモバイル決済の利用は広がりを
欠いているようです。
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【銀行デジタル革命】38日本では広がらない?先進国で普及しないモバイル決済
Posted in: 銀行デジタル革命
– Posted on 2020/04/26
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