ITリテラシーの低さに加え、セキュリティに対する不安も
モバイル決済普及の妨げとなっています。
こちらは日本に限ったことではなく、先進国に共通の課題です。
先の日本銀行のレポートにある、モバイル決済を利用しない理由に関する
日本、米国、ドイツの参加国の調査結果を見ると、
いずれも「セキュリティに対する不安」と「現金など他の手段に不便を感じない」
と言う2つの理由が上位を占めています(図表3-3)。
前者はモバイル決済を利用することのデメリットを、
後者はモバイル決済を利用することのメリットの小ささを示しているといえます。
さらに、モバイル決済を利用しない理由を「セキュリティに対する不安」と、
「支払いは現金でしたい」の2つに絞って日本人の年齢別の海外比率を比較してみます(図表3-4)。
モバイル決済の利用率が多い利用率が高い30代や40代では、
「セキュリティに対する不安」を利用しない理由に挙げる人が多く、
20代の逆年齢層と70歳以上の高年齢層では「支払いは現金でしたい」の回答が50%を超えています。
20代に現金思考が強いと言う調査結果が興味深く、日本の大きな特徴と言えるかもしれません。
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【銀行デジタル革命】41セキュリティへの不安
Posted in: 銀行デジタル革命
– Posted on 2020/04/26
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