現金流通額が名目GDPに占める比率を比べると、各国で現金が決済手段として
どの程度使われているのかがよくわかります。
図表4-12 2015年の各国の比率を示しましたが、
日本は約19%で突出して高くなっています。
現金志向の強弱が国により千差万別ですが、北欧の国々では比率が低く、
アジア諸国では比較的高いと言う傾向があります。
中国の現金流通額の名目GDP比率を1995年と2015年で比較したのが図表4-2です。
10年間での変化が分かります。
北欧のノルウェー、スウェーデンではGDP比率が下がっていますが、
の国々では比率が高まっています。
日本の比率が9.0%と突出していることも、また海外でスマートフォン決済の普及が
進んでいることも事実ですが、だからといって、日本以外のすべての国で
いわゆるキャッシュレス化(現金離れ)が急速に進んでいると考えるのは事実誤認です。
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【銀行デジタル革命】48現金離れは北欧だけ
Posted in: 銀行デジタル革命
– Posted on 2020/04/29
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