ビットコインが生み出された背景には、フィンテックの誕生と同時に、
既存の銀行制度に対する反発がありました。
銀行制度には依存しないで最も安くて使い勝手が良い決済手段を作ろうと言うのが、
設計者の考えだったと思います。
ビットコインとそれを支えるブロックチェーンと言う技術を開発することには、
政府、地方銀行等に対する反発もあったと思います。
中央銀行のような強権的な管理者を排除し、不特定多数の人がシステムにアクセスして、
マイナーがインセンティブに基づいてマイニングをすることで
取引が滞りなく行っていくと言って言えば無政府主義(アナーキー)的な思想が
背景にあったのではないでしょうか。
しかし現在実用化されているDLTは、不特定多数ではなく、
信頼できる複数関係者によるものがほとんどです。
そこにはアナーキーな思想はなく、ブロックチェーンなどDLTの優れた技術だけを
活用しようとする姿勢が見られます。
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【銀行デジタル革命】85「デジタル通貨=アナーキー」ではない?
Posted in: 銀行デジタル革命
– Posted on 2020/05/11
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