遠くない未来に各国中央銀行がAIを活用するようになることを間違いないとしても、
それが中央銀行の業務にどの程度の影響与えるかは不明です。
しかし、民間企業の活用事例を参考にすれば、類推できることが少なくありません。
2013年に、英国オックスフォード大学のマイケルオズボーン教授は
論文「雇用の未来」を発表し、
近未来にAIに代替されて消滅する職業と、存続する職業を予想しています。
存続する可能性が高い職業上位50に金融機関の仕事は1つも含まれていませんでした。
一方、消滅確率の高い職業上位50には金融関連業務が10業務近くもリストアップされています。
金融が情報処理で成り立っている分野であることを踏まえれば、
ビックデータやAIの登場で業務が代替される可能性が他の業者より高いのは当然です。
「雇用の未来」で消滅が予想された業務は「保険の査定」「保険料請求の事務職」
「証券ブローカーの事務職」「融資係」「「テラー(窓口業務)」
「クレジットアナリスト」「クレジット承認チェック」などです。
中央銀行も金融機関ですから、これらの分野で将来AIが導入され、
人員調整による業務効率化が生じる可能性は大きいと思われます。
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【銀行デジタル革命】89金融業務はAIに代替される
Posted in: 銀行デジタル革命
– Posted on 2020/05/13
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