特定の国が発行管理していないビットコインは、
その代わりに、ネットワークに参加している人たちが主体となり、
自分たちの手で運用しています。
世界中の至る所で1日24時間、365日行っている取引を、
参加メンバーがお互いに承認し合うことで、「取引の正しさ」を担保しているのです。
それを支えるのは、「P2Pネットワーク」による分散処理システムです。
詳しい仕組みは127ページで解説しますが、中央のサーバーで集中処理するのではなく、
ネットワークに繋がれたコンピュータが取引の正しさを承認するために、
世界中で稼働しています。
誰かが一元的に管理するのではなく、メンバー相互の承認によって運用されているので、
極めて「民主的な通貨」とも言えるし、中央集権型のクライアントサーバ方式とは正反対の
「分散型通貨」とも言えるのです。
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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】08「民主的な運用」と「分散型ネットワーク」
Posted in: いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
– Posted on 2020/05/24
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