離れた人同士がお金をやり取りするときは、現金書留郵便や銀行振込を利用するのが
一般的ですが、
郵便局やATMに足を運ぶ必要があり(オンラインバンキングは除く)、
手数料もそれなりにかかります。
ビットコインなら送金手数料が極めて安く(送金額にかかわらず約10円程度)、
簡単な操作だけで24時間いつでも送ることができるので、
これからは仕送りなどもビットコインで受け取る機会が増えるかもしれません。
特に国をまたいだ国際送金は手数料が馬鹿にならないので外国の人とのお金のやり取りで
ビットコインを受け取るケースが増えることが予想されます
(海外送金について78ページ参照)。
お店をやっている人は、支払手段にビットコインを加えると、
代金をビットコインで受け取ることになります。
クレジットカードと比べて手数料が安く、入金確認後すぐに現金化できるので、
資金繰りの面でもいいですね。
また、ビットコインの価格が変動しても、日本円の価格を保証してくれるサービスもあります。
例えば、500円のビールをビットコインで売った場合、
その後のビットコイン価格にかかわらず、売り上げ500円は保証され、
手数料として 1%支払えば良いと言うサービスです。
さらに、買い物をするとポイントカードにポイントが貯まるように、
ビットコインをポイントがわりに付与するサービスが出てきています。
最近では、電気代をクレジットカードで支払うだけでビットコインがポイントのように
還元されるサービスもあります。
例えば「コインチェック電気」では、毎月の電気代の支払いに対し、
4から6%のビットコインを毎月自動的に受け取ることができます。
このように、一口にビットコインを「受け取る」といっても、
様々な場面が想定されるのです。
ビットコインを受け取る方法は簡単です。
専用アプリやウェブサイトでビットコインアドレスを取得し、送り手に知らせるだけ。
やり方は本書の冒頭で説明した通りです(24ページ参照)。
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