ビットコインを支えるブロックチェーン技術(120ページ参照)はまだ発展途上で、
試行錯誤を続けている最中なので、システム上の欠陥(バグ)を見つかれば、
技術的なブレイクスルーも見つかります。
決して「枯れた技術」ではないので、新たな技術上の課題が見つかったり、
それに対する解決策が決まったりすると、マーケットは敏感に反応します。
ビットコインの関係者がおよそ四半期に1度のペースで集まる
ビットコインカンファレンスでは、運営上のルール作りや、テクノロジーの動向について
議論が交わされていますが、そうしたニュースも価格変動要因になります。
あるいは、2つの流派に分かれて技術的な論争が起きたときに、
有名な取引所が「こちらを支持する」と態度を表明すると、それによって価格が動くと
言うケースもあります。
ビットコインの開発の中心にいるコアデベロッパーと呼ばれる人たちの中には、
ビットコインのマイニングも流通も中国に偏っている現場に警鐘を鳴らし、
「ビットコインはもう終わった」などとブログに書く人もいます。
影響力のある人の発言なだけに、それによってビットコイン価格が
急落したこともありました。
ビットコインに関しては、どこかの国の中央銀行総裁の発言よりも、
開発者のアナウンス効果の方が大きいのかもしれません。
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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】33開発者コミュニティーの動向
Posted in: いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
– Posted on 2020/05/29
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