もう一つは、事件事故の影響です。
2014年に起きたマウントゴックス事件(166ページ参照)のように、
どこかの取引所がハッキングされたと言うニュースが流れると、マーケットは敏感に反応します。
価格がドーンと下がるのは、得てしてこうしたケースです。
FXの経験のある人なら分かると思いますが、レバレッジ5倍なら、
20万円の元手(証拠金)で最大100万円分の取引ができます。
わずかな資金で大きな取引ができるのが魅力ですが、
意に反して価格が急激に変動すると、証拠金が足りなくなる場合があります。
期日までに追証(追加の証拠金)を入金できないと、強制的にロスカットが実施され、
それ以上損失が膨らまない仕組みになっています。
しかし、ロスカットが発生するような状況では、取引所にもアクセスが集中しているはずで、
負荷に耐えられずに取引所のサーバーがダウンしたりすると大変です。
不安心理が広がり、さらなる暴落1直線、と言うことにもなりかねません。
みんなが焦って同じ行動を取ろうとすると、かえって破局が現実となってしまうのは、
株やFXでもよく見られる状況です。
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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】34取引所がハッキングされる
Posted in: いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
– Posted on 2020/05/29
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