【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】46②海外へのクラウドファンディング

海外のクラウドファンディングビジネスで外国企業と取引している人は別として、

個人で海外に送金する機会はあまりないかもしれません。 

海外のサイトからオンラインでものを買うときは、大抵クレジットカードで

決済しているはずで、為替レートや手数料はあまり意識して意識しないかもしれませんが、

実際はかなり割高な手数料をとられています。

例えば、日本から米国のクラウドファンディング(キックスターター)のプロジェクトに

出資するとしましょう。

1口何ドルで募集がかけられ、送金する側からすると同じ金額を出資したつもりでも、

受け取る側からするとで、米国内から受け取る金額と、

他国から受け取る金額が異なっている可能性があります。 

ただ、米ドルはすべての通貨と交換できる基軸通貨なのでまだましな方で、

「1ドル= 100円」の時に日本円から米ドルに交換しようとすると、

大抵どの銀行でも「+1円」ほど手数料が上乗せされ、実際は「1ドル= 101円」での交換になります。

ところが、米ドル以外と交換しようとすると、一旦米ドルに交換してから、

その通貨と交換することになるので、「+ 2円」「+ 4円」のように手数料が跳ね上がります。

なぜ手数料がかかるのかと言えば、マネーロンダリングを防ぐために

本人確認の書類が必要だったり、何のために送金するのか、

目的を確認したりしなければいけないからです。

日本国内の取引でも、ATMでの銀行現金振り込みには上限があり、

限度額を超える振り込みについては窓口で本人確認が必要にないように、

国をまたいだ送金の場合は厳密にチェックしなければいけないと言う決まりがあります。

それだけ人手がかかるので、どうしても手数料が割高になってしまうのです。

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