個々のトランザクションは、ハッシュ関数と言う特殊な関数によって
規則性のない一定の長さの文字列(「ハッシュ値」といいます)に置き換えられます。
ハッシュ関数にかけると、どれだけ大きなサイズのデータでも、
同じ桁数の全く異なる文字列に置き換えることができるので、
暗号技術でよく使われます。
例えば、ここで仮に「AさんからBへ◯BTC移動する」と言う日本語の文字列を
「SH A256」と言うビットコインで利用されるハッシュ関数にかけると、
64桁のハッシュ値が得られます。
次に、0を1つ加えて「AさんからBさんへ10 BTC移動する」と言う文字列同じ
「SH A256」にかけると、64桁のハッシュ値が得られます。
このように、入力データをわずかでも変えると全く異なるハッシュ値が出てくるのが、
ハッシュ関数の特徴です。
そして、入力データからハッシュ値を生成するのは簡単ですが、
ハッシュ値から元のデータを割り出すことができません。
つまり、不可逆的で、後から勝手に変更できないのです。
それによって、ビットコインの取引が改竄されることを防いでいるわけです。
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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】63ハッシュ関数によって暗号化
Posted in: いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン
– Posted on 2020/06/03
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