フィンテックは既存の金融機関が持っていた機能を細分化して実現していくので、
既存の金融サービスをなぞるように進化します。
そのため、次にどんなサービスが登場するのか、ある程度予測することができます。
先ほど述べたように、フィンテックの基本的な発想は、
既存の金融機関が持っていた機能を細分化し、テクノロジーを使って
一つ一つ再現していくものです。
そのため、次にどんなサービスが登場するかはある程度予測できます。
フィンテックが既存の金融ビジネスをなぞるように進化するからです。
例えば、ブロックチェーンと言うルールが基礎にあって、
その上に私たちのような仮想通貨の取引所ができました。
さらに、「使い勝手の良い財布があるといいな」と言う声に応えて
ウォレットアプリが登場し、「海外に気軽に送金できるといいね」
「お店での支払いにも使えるといいね」と言う声に応えて、
QRコードで簡単にアドレスをやり取りする方法が出てきました。
災害時の募金ビットコインで簡単にできるようになったし、
不動産取引向けに「イーサリアム」と言う新しい仮想通貨が出てきました。
仮想通貨が普及して、多くの人が使うようになる、既存の金融機関や周辺ビジネスが
担ってきたのと同じような機能を果たすビジネスが生まれてきます。
FXが登場して、その周辺に新しいビジネスが立ち上がっていったと同じような
経緯を辿る可能性があるということです。
フィンテックと言うと、小むずかしく感じるかもしれませんが、
身の回りにある金融系のビジネスを機能別に分割して、デジタル化するだけと考えれば、
これから先、どんなビジネスが立ち上がっていくのか、
ある程度、先読みすることができるわけです。
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