【余命三年時事日記】05日本とアメリカ、それぞれの「正義」

アメリカの正義=欧米の正義である。

 もともと建国300年なんぼの新興国、原理はアングロサクソン、

第二次世界大戦後はゲルマン交えての多民族国家。

 ある意味捉えようのないのがアメリカと言う国の特徴だ。

米国欧米の正義“ジャスティス“と言う言葉は、日本人の感覚とはかなり違うニュアンスがある。

と言うよりは全く違うといっても良い。

なぜなら日本人には政治、経済、宗教、道徳、あらゆる場面において正義とは普遍的なものだ。

 使い分けできるものではない。

 しかし欧米ではこれを見事に自分本位に使い分ける。

 つまり自分に都合の良いものが正義であって、不都合なものは邪悪なのである。

 よってキリスト教徒にはイスラムは邪悪であって、殺そうが何をしようが正義の名を持って行われる。

 驚いたことに同じキリスト教徒でも新教、旧教で殺し合い、

イスラム教でも宗派の違いで虐殺の応酬をしているのが実態である。

 この辺日本人にはどうも理解しがたい。

 欧米の正義感覚はこのいわゆるご都合主義的な面ともう一つ、

力は正義になると言う面を持っている。

 欧州における十字軍や宗教戦争はもとよりポルトガル、スペイン、イギリス、フランス、

皆帝国主義、植民地獲得にしのぎを削り、植民地における民族弾圧、

虐殺等200年以上も繰り返してきたのである。

中でも奴隷制度はその最たるもので、一体どこに人道、正義があるか。

先般の英、アフリカ首脳会談において謝罪は一切なし。

 この奴隷制度米においても、たまたま北で北部工業勢力の利益代表として、

黒人労働力の確保の観点からリンカーンの南北戦争が起こったのであって、

人道、人権の立場から戦争が始まったわけでは無いことをよく理解しておかなければならない。

 米では先住民族インディアンにも黒人に対しても国家としての謝罪は無いどころか、

今もっと多くの差別が現存する。

 以前、この問題を別の角度から取り上げたことがあった。

この差別問題はちょっとした旅行程度でわからない。

 この具体的事例は米カナダに定住している初代余命の姪2人の報告だった。

 植民地支配の下では、いかなる蛮行も非道も正義だった。

 戦勝者=支配者=正義だったのだ。

 その典型例が広島、長崎への原爆投下であり、東京始め各大都市への空襲であり、

東京裁判であった。

原爆使用は、ハーグ陸戦条約の付属書陸戦の法規慣例に関する規則では、

交戦国は兵器の選択について無制限の権利を持っておらず、

不必要の苦痛を与える兵器などを使うことを禁じていることに反している。

 アメリカが核兵器を使った結果広島や長崎は多数の市民を無差別に

殺傷することになったのは、明らかに国際法違反である。

 またこの原爆投下に関しては、戦後60年が経過し、極秘解除になった文書が

次々に公になって、英が同意していた事まで明らかになってしまった。

 英も国際法違反の片割れと言うことである。

 米の恐怖は日本放置して再武装させた場合、日本人にはあまりなじみがないが、

欧米では当然と考えられている復讐権、つまり原爆2個分の投下権限の行使にあった。

中、北が核武装しても日本には絶対に核武装させないと言う最大の理由がこれだった。

 日米安保反対闘争で日本が騒然としていた時、当時の首相、岸信介は

自衛隊出動まで決意したが、国内の混乱と決定的米国離れを恐れた米は、

岸の政策方針継続を約束して退陣を求め、岸の後も後釜に

実弟の佐藤栄作が出ることあてることによる収集を計った。

その後佐藤は何も取り組まず岸に煮湯を飲ませたのはご承知の通りである。

戦後の米の一環した、日本を生かさず殺さずと言う方針は、ある意味うまくいっていた。

 しかし米のご都合主義が次々と出てくることにより、信頼感が薄れてきたのも事実だ。

 このアメリカの「力が正義だ」を実践しているが特亜三国(中国、韓国、北朝鮮)

まさに米にとってはブーメランだ。

 勝てば官軍、支配者は全てが正義だを信条に軍備拡張に爆走している。

 米の建前と本音、裏と表を熟知している彼らは今や米にとって厄介な存在となっている。

東亜三国に対し、米が国際法を持ち出して強い態度に出ようにも、

米自身が違法の塊なので完璧に無視されている。

 国際的に経済、軍事に陰りが見えてきた米には有効な対抗策が見出せない。

 そこでこの5年、日本に対する対応を大幅に見直しアジア全体の再構築を計り始めたが

果たしてうまくいくかどうか、どうも遅きに失した感がないでもない。

しかし、その内容をよく見てみると実は凄まじい。

 原子力空母、原子力潜水艦以外は何でも容認と言うものだ。

問題は公明党と共産党だけであって、実態は軍事各メーカーが躍動している。

陸自装備はC4Iだし、海自はは22DDHから24DDHが確実に4万トンを超える

戦闘機搭載空母になることは確実だ。

 空自においてはF35と同時に、国産ステルス戦闘機「心神」の開発が26年には完了。

 速度、機能は現役第5世代戦闘機F22をおそらく凌ぐだろうと言われている。

 ミサイル開発は、潜水艦対応も同時に進行している。

 中国抑止の範囲内であれば、日本の国内情勢が許すことを条件に核武装黙認方向。

 ミサイルの主体はイプシロン発展形となる予定だ。

 一方で日米共同演習は完璧に実践形式で、かつ、敵を殲滅スタイルである。

 米韓演習とは全く違う。

 先般米でのドーンブリッツ演習は離島奪還演習であった。

 巷では尖閣対応かと噂していたが、その中身は本格的艦砲射撃まで含まれていて、

尖閣や、竹島であれば遠くからミサイル攻撃すれば済むものを

海空に海兵隊3000名の本格的殲滅作戦とはまさに対馬を念頭に置いている

としか考えられない。

最悪の日韓関係を考慮すれば、捕虜など頭にない。

殲滅あるのみとしか考えようないような奪還上陸演習であった。

 特亜三ヶ国の歴史は非抑圧の歴史である。

 近代ので対外戦争で勝った経験が全くない彼らが、力が正義と思うのも一理ある。

 よって暴発確率はかなり高いと思われる。

 以前日本には社会党の村山とか民主党に仙石とか言う言う老人がいて

「平和憲法の国は戦争を仕掛けるものなどありえない」なんて性善主義を唱えていたが、

政治家としては無責任極まり。

ノーベル賞ならぬノータリン賞の筆頭候補だ。

 おっと、鳩山くんが筆頭かな。

2014年、安倍総理がフィリピンを訪れて巡視艇10隻の提供が決定した。

 反米、反日的国家フィリピンが、自国の安全の脅威に対し、

日米は最も重要な国であるといい、アメリカに海軍基地の提供を申し出ていると言う。

 もちろん日本も使用可と言う話だ。

 比スービック海軍基地は南シナ海のにらみは当然として、

日本にとっては東シナ海及び北海道から延々と続くシーレーンのつなぎとしても

大変重要な時点で、中国封鎖と石油安全輸送ルート確保に喉から手が出るほど欲しい

根拠地だった。

 逆に中国としてはまさに最悪の事態になりつつある。

 2013年のことであるが、アメリカの正義を見事に現したニュースが報じられた。

 アメリカのシリア問題の介入に関するものである。

 質問者は名前からおそらくムスリムではないかと推察する。

 「広島や長崎への原爆投下も、国際法違反になるのか」。

 米国務省の定例会見で英ロイター通信の記者が、シリアの化学兵器使用疑惑との関連で

こう質問したと報じられ、ネット上で反響を集めている。

 質問したのは、ロイターで米外交政策を担当している記者だ。

 米国務省は、質問を受け入れないと「黙殺」米国務省サイト上で公開されている

2013年8月28日の会見動画見ると、ハーフ副報道官は、アメリカの軍事介入の正当性を

示すものとして、シリア政府が化学兵器を使って多数の市民を無差別に殺しているとし、

これは国際法違反に当たると説明した。

 これに対し記者は、ハーフ副報道官にこう問いかけた。

「アメリカンが核兵器を使った結果、広島や長崎の多数の市民を

無差別に殺すことになったのはあなたの言う同じ国際法違反になるのですか」

すると、ハーフ副報道官は、ムッとした表情になって、

「その質問は、受け入れるつもりさえないですよ」と即答した。

そして記者が何かいおうとすると顔を逸して「はい、次の質問は」と

話題を変えてしまった。

(2013年8月30日Jキャストニュース)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ページトップに戻る↑                           ページ一番下へ↓

【余命三年時事日記】05日本とアメリカ、それぞれの「正義」


About kabumagariya