2013年8月13日、韓国輸出入銀行がみずほ銀行から5億ドル借入と言うニュースが
報道された。
日韓険悪の時によくもまぁと思った人も多いだろう。
韓国の国策銀行の借り入れは韓国経済の悲惨さを示すもので、普通はありえない。
だがなりふり構っていられる状況があったのだろう。
可能性としてはUAE原発建設問題と原油流出事故問題への対応である。
UAE原発建設において当初有力だったのはフランス。
日本は提示金額で大きな差があった。
ところが韓国が日本の半額以下、フランスの8割以下の提示だけではなく、
その他桁違いの条件を提示してきたため韓国に決定したと言う。
その条件とは次のようなものであった。
1、原子炉186億ドルのうち100億ドルの融資。
2、原子炉稼働事故保険60年保証。
3、故障時の修理回復保証。
4、運転、燃料供給等の完全管理。
5、原発の韓国による駐留警備。
さすがにここまで好条件だと原子炉建設経験がないハンデも飛んでしまう。
唯一問題であったロイズ保険の付加は原子炉建設企業が東芝と子会社の
ウェスティングハウス連合でクリアとなった。
しかしあまりの好条件のUAEは実現に疑問を抱き
「UAE現地に作る(新古里3号機型)原発モデルがきちんと韓国で建設され、
安全に運転されることをUAEに証明すること。
2015年を期限とし、違約の場合は原発輸出違約金を支払うこと」と言う条件を付加したと言う。
技術提携を予定したい予定していた東芝と子会社ウェスティングハウス社も手を引き、
新たに名乗りを上げる他の原発メーカーも出てこなかった。
もともと韓国独自ではロイズから韓国製原発の査定自体を拒否されており、
これではこれでは世界の銀行融資も受けられないのも当然である。
稼働中の原子炉発電所に続き建設中の原発部品の試験成績書を偽造したことも報告され、
稼働停止も相次いでいる。
賄賂も横行し、安全など程遠いのが実情だ。
しかし韓国が受注契約済とってしまえば日本企業は関係なし、
韓国企業による手抜き手抜きで利益を出そうと考えていたらしい。
しかし日本企業は建設から手を引いたためロイズ保険も実用不可能になった。
2007年12月7日朝に韓国大山港で起きた石油流出事故での賠償問題への対応が
国際問題となったこともあり、
ロイズは建設主体が韓国企業と聞くや査定作業にも入らず完璧スルー。
この時点で原発建設は不可能となってしまった。
ところで上記の韓国輸出入銀行であるが、この実態がよくわからない。
韓国マスコミが国策銀行と言ってはいるがどう検索しても銀行法の適用を受ける
いわゆる銀行ではヒットしない。
専門銀行と称してはいるがこれでは一般法人と変わらない。
IMFや外資の影響を受けない形を作っているとしか思えない。
これでは国際金融市場で債券発行などできるわけがない。
そういう意味で韓国輸出入銀行の借り入れは政府の借り入れである。
政府が他国の民間金融機関から借り入れをするということがどのような事態なのか容易に想像できる。
まさに危機的状況であることは間違いない。
さてもかくも政治、経済、軍事いずれも自業自得、自縄自縛の韓国。
あと一体何年もつだろう。
崩壊待ったなし、いやまだ完全崩壊していないのが不思議なくらいなのだ。
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