しかし、中国共産党指導部の集合意識に深く刻み込まれているアメリカの禁輸措置は、
この対日政策だけではない。
1950年、中国が北朝鮮側に立って朝鮮戦争に参加した時、
ハリートルーマン大統領が中国に対して全面的に禁輸措置をとった。
この制裁措置は、1971年にリチャードニクソン大統領の「ピンポン外交」によって
解除されるまで20年以上にわたって続き、中国にかなりのダメージを与えた。
その後も、アメリカは、ならず者国家と認定した国(キューバ、イラン、リビア、
ミャンマー、北朝鮮、シリア、スーダンなど。
いずれも、中国を友好国ないし同盟国とみなしている国々)に対して
躊躇なく経済制裁を行ってきた。
クリミア半島併合やウクライナへの信仰を理由とする、
様々な対露制裁措置も忘れてはならないつまり、禁輸や経済制裁は
アメリカの歴史的お家芸だと言うことである。
現在もアメリカから輸出禁止措置を課されている中国は、この歴史と、
アメリカのやり方を充分に承知している。
中国を不安にさせているものは、アメリカが過去にやってきたことだけではない。
アメリカの手強い海軍力も、中国にとっては心配の種である
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【米中もし戦わば】006-2禁輸措置はアメリカの歴史的お家芸
Posted in: 米中もし戦わば
– Posted on 2020/09/04
コメントを残す