【米中もし戦わば】007-5第三次台湾海峡危機での米中衝突

それからわずか1年後の1995年には、中国が台湾初の民主的総統選挙に

不当に圧力をかけ、ほぼ1年にわたって威圧行動を展開した。

この「第三次台湾海峡危機」の際、中国は1連の威嚇射撃的ミサイル試験を行い、

台湾の主要な航空路線や海上輸送路に危険が及びかねない地点に向けてミサイル発射した

(第一次、第二次の危機が起きたのは1950年代)。

さらに、「海軍艦艇40隻、航空機260機、推定兵員数15万人」を動員し、

全面戦争を想定した軍事演習まで行った。

 この第3次台湾海峡危機をめぐって、米中は再び衝突することとなった。

 ビルクリントン大統領は、1つではなく、2つの空母戦闘群(アメリカ海軍の戦闘部隊、

1隻の空母とその艦上機、複数の護衛艦、補給艦によって構成される)台湾海峡への航行を

命じた。

この時は中国側が引き下がった(今では起こりそうもない事態である)台湾では、

中国のいじめへの反発が高まった結果、総統選で独立派の候補が圧勝した。

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