【日中もし戦わば】第三次世界大戦はすでに始まっている!?

第三次世界大戦と言えば、2014年9月、ローマ法王のフランシスコ一世、

数万人の巡礼者が集まったミサで、次のように述べたことがありました。

「2つの世界大戦後の今日でさえ、地域紛争や大量虐殺、人間の殺害、

その他の侵略者やテロリストたちの犯罪の中で行われていることを、

第三次世界大戦であると述べることができる」また、2015年11月にフランス・パリで

同時多発テロが発生した際には、「IS」(イスラム国)のテロ行為を

厳しく激しく非難した上で、「(テロは)第三次世界大戦の1部だ」と発言し、

世界の人々を驚かせています。

 カトリックの最高権威であるローマ法王がこのような発言をするのは、

それだけ今日の世界情勢に危機感を抱いているからでしょう。

過去の2度の世界対戦は、第一次世界大戦が同盟国VS連合国(協商国)、

第二次大戦が連合国VS枢軸国と、大国が2つの陣営に分かれて戦った戦争でした。

もし、米中戦争のようなことが起これば、それはまさしく第三次世界大戦といえます。

 先の2つの大戦とも各国の国民は誰も戦争など望んでいませんでした。

 しかし、戦争は起こるのです。

 それは、戦争の形が変質してしまって今でも、変わりません。

 ローマ法王は第三次世界大戦を「まとまりのない」と表現しています。

 国家と言う実態を伴わないISの台頭、シリア内戦のロシアの介入、

さらには世界各地で起こる起きるテロなど、従来の枠組みでは語れない悲劇や惨劇が、

今、世界のどこかで繰り広げられてるのです。

 ローマ法王が語る「第三次世界大戦」が世界各地で起きていることを示す

証拠の1つになっているのは、難民の発生です。

 「国連難民高等弁務官事務所」(UN HCR)によると、2015年末の段階で

難民の数は約 6350万人に達しており、これは第二次世界大戦以降では最多の人数です。

 2014年末と比べても約500万人増えているので、2016年も500万人が

難民化しているとすれば、2017年の現在、世界の難民は7000万人近くに

達しているでしょう

この難民数の増加は、各地で起きている戦争が、さらに拡大していることを示しています。

 繰り返しますが、この難民数は第二次世界大戦以降で最多、最悪の数字です。

 その意味で言えば、世界はすでに「まとまりのない」第三次世界大戦に

突入しているのかもしれません。 

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