【政治経済】藤井厳喜 北朝鮮と韓国

──────────居島一平

板門店で南北首脳会談という電撃のニュースこちらから深入り参りましょう。

──────────藤井厳喜

これならいっぺんに問題解決に向かっていくような、僕は幻想だと思いますが、

そういったものが非常に広がりすぎているんでね、それはおかしい警戒しなければいけない。

警戒を緩めるなと、というのが私が言いたいことですね。一番ね。

長く解説すると色々出てくるんですがね、面白いことは北朝鮮の中央通信の方が先に

この特使と金正恩の会談について『満足のいく合意だった』成功したということを発表しちゃったんですよ。

韓国サイドが発表する前に。特使団が北朝鮮にいる時に既に言っちゃったというんで

これは北朝鮮の方がどういう風に導びきたいかということですよね。

これはねぇ、まず第一に言えることは、経済制裁。特にアメリカが追加制裁をしています。

これが非常に聞いてきたし将来ね、ますますボディーブローになっていくだろうと。

ということで、これが一月1日以来のね、平昌に出てくると、その勢いに乗って南北首脳会談にね、

北がなんでなんでなだれ込んできたか。北も苦しいんですよ。だからアメリカからすればね、

「ほらちゃんと制裁真面目にやれば効いてきたろ」と、日本としてもいいたいところですね。

ということがひとつ。それからもう一つはね、私はこの主席特使ですね、チョンウイヨンさんというひとが、

言ったというんですがね、朝鮮の非核化の意思を北朝鮮がしてですね、

北朝鮮に軍事的脅威が解消されて体制の安全が保証されるなら核兵器を保有する理由がない。

ということは、廃棄する準備がある。と言ったというんですがね、これはねどこまで本気なのかと、

これは大いに眉に唾をつけて聞かなければいけない言葉である。おもいます。

00:01:56

今どうなっているかと、厳しくなってきたでしょ。制裁が。

だからとにかく南北対話をやると、南北統一の方向に話が出て来れば、その限りにおいては、

アメリカの軍事攻撃先制攻撃、これありえないですよ。アメリカもできない。

それでもってこんな南北首脳会談なんていったって、

南が北に本気で核を放棄しろって言っているとはとても思えない。

親北の文大統領ですからね、しかしどうやってアメリカを説得したかというと文さんは、

南北会談をやるんだと、これによって米朝会談のこれが下準備になる、

だからそこで本格的な非核化の話をしてくれと、だから俺は北に行く必要があるんだと。

そういう論調なんですよ。

で、金正恩からすればこれをやってそしてもって高麗連邦構想へどんどんす話を進めていく中で、

経済制裁を解かせてですね、それでもって自分のところが一息も二息もつきたい。

いまね、北朝鮮が使っている船舶はアメリカが指名してね使えない状態になっていますよ。

どうしてもやるんだったら、、もちろんアメリカに寄港できないだけでなく

一切禁輸的な取引をしないとそういうことをやっている会社とはというところまできた。

相当これきつくなってきます。

ですからこれをやっている限りは、アメリカの攻撃は防げない。

それからね北朝鮮が考えているのは、アメリカサイドのレッドラインは何か、

それはねぇ、このあいだロフテッド軌道でICBM

実験やったけど、11月末にこれは水平方向に打ち出してかなりの距離飛ぶICBM実験やったら、

アメリカは黙ってないと思います。これは軍事攻撃あり得る。

トランプさんも盛んにアメリカ本土に届くようなICBMは絶対持たせない。

00:03:42

と言っていますからね。それはやらない。で、いつもの北朝鮮のやり方ですよ。

わーと攻めてきて、10歩進んで2,3歩引いてみせると、我々印象的に、

あ、妥協したんじゃないかなと、騙されちゃう。でねちょっと長くなるかもしれないけど、

北朝鮮の言葉はこういった。

北朝鮮側がね、南の特使団に北朝鮮の軍事的脅威が解消されて、北朝鮮の体制の安全が保証されれば、

核を保有する理由がない。じゃ、これ誰が判断するんですか?

北朝鮮への軍事的脅威が解消された、誰が判断するの。金正恩さんでしょ。

北朝鮮の体制の安全が保証された。だれがここまででいいって言うんですか。

金正恩さんでしょ。

──────────居島一平

やはりね。

──────────藤井厳喜

ということは、韓国からアメリカでていけ。そうしなければ軍事的脅威が解消されない。

体制の安全も保証されない。でてけ。それでも不十分だ。日本列島に米軍基地があるじゃないか。

あれ、我々の脅威で、あれがなくならない限り、我々は安全だとは思わないよ。

と言ったら核をそれまで放棄しませんよ。

いつまでも核を放棄しなくて済むロジックはこの中にあるわけです。

だって中国共産党、北朝鮮はこのような詭弁を使うんですよ常に。

俺言った通りじゃないか、我々が脅威を感じているのだから、脅威があるんだ。

理屈だったら永久に核を放棄しなくて済むわけです。事実上。

それから対話が続いている間は北朝鮮は核実感をしないしミサイル発射実験はしない。

これはアメリカがこれがレッドラインだと、思っているだろうとだから、

それやらない限りは直接のあれはないと。

それを避けながらしかし、核弾頭の数は増えているでしょう。おそらく。

これはノース38っていうアメリカの大学の研究所が調べているとどうも濃縮はやっているようだ。

というから核弾頭作んないとは言っていないんです。

ミサイルは作んないとは言っていない。

そういう状況が続いている。絶対に私は気を緩めちゃいけない。

──────────井上和彦

そのさっきの産経新聞のね、記事にありましたその、甘い言葉絶対に騙されてはならない。

という、そのホンと警鐘、これ日本が一番冷静に見てる、日米同盟はこの朝鮮半島の動きをものすごく、

冷めて見ているということですよね。

メディアは一斉に南北融和がね、なされているように見えていますが結論から言うと

何にも変わっていないすよ。

──────────藤井厳喜

変わっていない。

──────────井上和彦

むしろ北の脅威が韓国をどんどん、飲み込んでいっているというのが、

これがねぇ、僕は一番のポイントだと思うんですよ。

──────────藤井厳喜

そこですよ。こっち側にね、南側に北が近づいているんじゃない。

北に南が近づいちゃってんです。そこが問題です。

──────────井上和彦

本来はね、日本アメリカ、それから世界が最も希望することというか、

もちろん朝鮮半島内の出来事であるから、それが彼らがどういうふうな形でね、

結論づけようが..しれないけど、

でもやっぱりね、テロ支援国家という名指しを受けた国がね、韓国を飲み込んでいく、

自由民主主義の国を飲み込んでいくということがもう目に見えているわけじゃないですか。

こんな状況の中で手放しで喜ぶ、じゃ、凍結するって言ったって、

もう一つのポイントは北朝鮮は核開発、弾道ミサイルの開発を断念するとは一言も言ってない。

凍結ということはその技術を持っているわけでしょ。

何の意味もないわけでしょ。ということはもし、今さっき藤井さんの説明でもありましたけど、

北朝鮮がアメリカと対話をする。

これが、やっぱりここに達成したいために韓国を使ったという形だけなのに

韓国のほうはもう手放しで喜んでいるでしょ。

こんなもの飲み込まれるじゃないですか。

00:07:38

だって平昌オリンピックの時だってそうじゃないですか。

平昌オリンピックに北朝鮮が参加すると言っただけで、弾道ミサイルの開発を止めるとも言わない、

核開発を放棄するとも言わない。

にもかかわらず南北融和?で何だか楽団がやってきて、どんちゃんやって、でも韓国の中でも、

いわゆる保守派の人たちは、それに対しておかしいじゃないかと、今頃反対の声を上げる。

だけどその声は全部抹殺される。こんな状況の中で、

日米韓が本来は結束していかなきゃならないことが、どんどんどんどん韓国は、

勝手に離反しているからちょっとまって、こっち戻っておいで

いうことも言っても、もう遅いような気がします。

──────────藤井厳喜

僕もそういう認識。でね、韓国でも一生懸命反対して、北から代表団が来る。

それ全部韓国の費用で面倒みたんですよね。で、全容いくらかかったかわからない。

表出たのが三億円って言われたけどそんなもんじゃない。北のスポーツ代表団、

オリンピンクの選手団の方は、IOCが金を出す。

これはね、一般に貧しい国はIOCが金を出していいんですが、でも、テロ支援国家ですよ。

出しちゃっていいのか、実際上経済制裁に穴が空いちゃってるんですよ。

これによって。

それにどんどんどんどん取り込まれていく。で、反対している人たちもいます。

あの、韓国の国旗を持って、太極旗を持って一生懸命反対している人たちもいるんだけど、

いかんせん数が少ないし、数がある程度いてもマスコミは全然放送しない。

だから圧倒的に不利。

韓国の本当の愛国者はね、苦しんでいるけども、なにしろ軍といえども

やっぱりシビリアンコントロールでしょ。シビリアンの一番トップ誰ですか、大統領ですよ。

大統領がこの大統領になっちゃったらね、何とね韓国の国防大臣、何て言ったの。

米韓の軍事演習はやりますけども、最小限の規模に抑える。

そしてしかもそこに北朝鮮から参戦武官を呼んでもいいとかね。ありえないだろうそれは。

そこまで韓国に侵されちゃっている。

──────────井上和彦

その北朝鮮のほうもね、南北のね。失礼、米韓の軍事演習については理解する。

とか言っているとか、理解するって、誰に向けての演習だと思いますか?理解するって。

──────────居島一平

理解するってコメントが理解できない。

──────────井上和彦

ちょっと理解できないですね。大丈夫。ということは確実に取り込もうと思っていることなんですか。

──────────藤井厳喜

だから文大統領に対しては出てきたでしょ。

今6月にね、憲法改正するって動きが韓国であって、そうすると二期できるようにすると、

ただし、一期五年を四年にすると二期できるようにするって話もありますが、

五年一期の間でもね、これだけの親北の大統領出てきたら、

チャンスなんで一気に取り込んでしまえと、いうね動きが加速して、

だからある意味で文さんの顔は立てているわけですよ。

文さんにしては、俺の言った通りうまくいっているじゃないか、

ということでますます取り込まれていくと。

北朝鮮は実際上は核兵器も何も放棄もしていない。口で言っているだけ。

アメリカや日本が言っているような、後戻りが不可能な、不可逆な、

検証可能なね核の放棄をヤンなきゃいけない。何の条件も詰まっていない。

口で言っているまさにリップサービスだけ。ということなんですよね。

だけど実際上ね、経済生産が北と南の間で緩んじゃってるんじゃないかと。

私は思いますね。あの井上さんも心配していた、、、、も、

それから今の体制ですと、韓国の軍事機密がどんどん北に流出しているんじゃないかと。

ということが心配ですね。

──────────居島一平

由々しいですね。そこが一番ね。

ここで視聴者の方からメールを頂戴しました。読ませていただきます。

政権擁護者ではありませんが、マスメディアの陰湿な政権叩きは不愉快です。

虎ノ門ニュースはメディアが隠している真相が分かる貴重な世界の窓でありがとうございます。

今朝の藤井厳喜井上和彦両氏にもわくわくです。

さて、韓国が北朝鮮に特使を派遣した成果があったという報道がされています。

閣僚級の多数が大学時代から、反体制左派活動の前歴を持ったチュチェ思想で

北のスパイみたいなのは自明の理、つまり文在寅政権がテロリストキムヨンチョルと

握手したもう片方の手で北の時間稼ぎを4月まで保証する努力を約束したということですよね。

という京都在住の男性の、

──────────井上和彦

ありがとうございます。

僕先にちょっと話しさせてもらえれば、あの、本当に成果があったかというのはご指摘の通りだと思います。

それは認めているわけでなく逆なんです。

成果があったとメディアが一生懸命報じるし、韓国もそれは言っているわけでしょ。

だけども実はね、話し合いをしましょうということは、手段なんですよね。

ところが話し合いが目的になってしまっているんですね。

話し合いをすることであー終わったじゃないんですよねこれ。

受験勉強したって合格しなければ意味がないんだけけれども、受験勉強していることで、

もうよっしゃー、みたいな感じで言っているのと同じようなことなんです。

全然ちがうんですよねこれ。これだから全く韓国の文在寅大統領からすれば、

あるいは左派政権からしたら、北との対話とか、南北首脳会談やったらノーベル平和賞もらえるんだもの。

これが目的かっていうはなしになるでしょう。これ全く勘違いですよね。

──────────藤井厳喜

00:13:37

過去どういうこと起きて来たかと日本も小泉首相が、北朝鮮行ってなんかするかなとおもったら、

結局だめだった。過去二回の南北の首脳会談にしても、金大中さんが行き、盧武鉉さんが行き、

そん時は明日の朝鮮半島バラ色みたいななったけど、例えばKEDOなんってね、

日本と韓国の予算で原子炉までつくってやってね、それでもって結局元に戻っちゃうわけですよ。

そういうことが繰り返し繰り返し、だからねぇ、あるアーミテージさんてねぇ、

アメリカの政府高官やっていた人がね、面白いことを言って、あれはマッスルメモリーだと。

形状記憶合金で結局元の形に戻るんだと言っていたけどね、全くその通り。

一回伸びてきたなと思うとまたボーンと戻っちゃうんですよ。

で、その間に得るもの得ちゃうわけですよ。経済制裁緩めるね、得るもの得たら、核の技術と得たら。

また元に戻っちゃう。

これ我々騙され続けてきた、アメリカも馬鹿じゃないですよ。

トランプ政権の人もみんなわかっている。

だからこれ入り口なんであって、これでバラ色の未来が開けたような、それは全く幻想で、

どうやって検証するんだ、核を放棄させるんだ、検証しなければいけない。

ユニバーサルで後戻り可能な不可逆的な核の放棄じゃなければいけない。

まだ端緒にも付いていない。

ただ圧力には屈してきた。

我々のやってきたことは正しかったともいえるわけですよね。

だからそこのところははっきりと見極めなければいけない.

今度騙されたら我々はよっぽど馬鹿だということですよ。

──────────井上和彦

安倍政権はね、まちがいなくそういったことに、全然溺れないですね。

──────────藤井厳喜

冷静に駒を進めていると思います。

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