朝日新聞押し紙問題に対し日本記者クラブで講演時公正取引委員会委員長発言
不公正と思われる「押し紙」問題について一言。
YouTube動画から書き起こししました。
朝日新聞は公正取引委員会の押し紙問題の指摘を恐れているという一節。
上念司氏の仮説 朝日新聞3年連続50万部減で成り立たなくなる。よりも強烈。
http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/e/8658c253ba02b603d890b44279b2fc73
実際にどう発言されているかは下記をご確認ください。
YouTube画像の該当部分に直接ジャンプします。(ディープリンク)
──────────朝日新聞のおおしか氏
折角日本記者クラブの講演だと言う事ですので、マスコミ業界の事をお尋ねしたい。
再販価格の話題が出ましたけれども、消費税の軽減税率の適用など
昨年特商法の問題もありまして、消費者庁を舞台に消費者委員会を舞台に
結構激しいやり取りが有ったと思いますが、再販価格についてどういうふうに
お考えなっているかが一点。
二年前朝日新聞大変な大騒動が起きまして、従軍慰安婦の問題吉田調書の問題とかで
大きく部数が落ちたんですね。
私も一体販売現場でどんな事が起きているんだろうかと販売現場を調べにいった次第なんですが、
そこでお話をうかがうと相当押し紙が横行している。
みんな新聞社から配達されているビニールでくるまっているまま故紙回収業者が回収していくと。
かなり、私が見聞きした限りでは25%から30%押し紙になっている。
どこの販売店主もなんとかしてほしいんだけど新聞社がやってくれない。
おそらく朝日に限らず毎日も読売も日経も(不思議に日経より売れている産経の名は出なかった)
皆同じような問題を抱えていると思うんですね。
昨年暮れには新聞社販売局という小説が、おそらく毎日新聞OBじゃないかと思われるんですが、
お書きになった小説が有って、非常に赤裸々に新聞の販売現場について書かれています。
かなり販売店主の中では公取委に相談に行っているという話もちらほら耳にします。
押し紙の問題では委員長どうお考えになっているでしょうか。
二つ質問いたします。
──────────公取委 杉本委員長
新聞紙の問題につきましては、再販の問題ともうひとつは不公正取引の特殊指定の問題
(この部分よく聞き取れない)があります。
再販と言うのは新聞だけでなく雑誌などいくつかの物を例外として認めているわけですが、
再販は再販してもいいよ。ということでありまして、別に再販しなくてもいいわけで、
新聞社が自主的に判断されて、私達は再販しないよ。と判断されれば別に問題ない訳でありますけれども、
再販と言う行為が独禁法禁止という行為でありますので、もしそれがある場合は私どもは問題にしますよ。
というところが再販されても問題にしませんよと言う取り扱いであるわけであります。
もうひとつ公正取引の特殊指定と言うものがありまして、これが販売店が地域相手方によって
値引きしてはいけませんよ。それから押し紙はダメですよ。と言う事を決めているわけで
これはむしろ義務的と言うか強制的な、再販は任意的でありますけれども、
特殊指定という領域は義務的な話であります。
私の前任者の時に特に問題にしましたのは、特殊指定と言う物までまだ維持していく必要があるのか。
というところがあったわけでありますが、公正取引委員会としてはこの際特殊指定をはずすべきでないか。
という議論をしたんですが、新聞業界との議論がかみ合いませんで、これ以上特殊指定からの排除は
当面は(相当長い間あり、喉が渇く音)実施しませんよ。と言うところで決着している訳でございます。
そこを私が蒸し返すかと言う事でございますが、積極的に問題にするかどうかは
今のところ考えていない。と言うところが実態であります。
今の制度でおきましても押し紙は、私どもはこれはダメだ禁止しているわけでございますから、
おっしゃるように押し紙の実態は相当有るんだと言う事かどうかと言う事を
私どもとしてはきちんとたえずモニターしているところでございまして、
そう言う実態が発見できれば必要な措置をとることを当然やっていかなければならないと
思っているところであります。
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