【嫌韓】士気の上がらぬ韓国空軍

これでは戦えない。

金の切れ目が縁の切れ目ならぬ、士気の切れ目かも。

引用 http://www.sankei.com/west/news/150827/wst1508270006-n1.html

韓国空軍のパイロットが、毎年平均で150人以上も職場を見限って転職していたことがわかり、

韓国内で波紋が広がっている。

辞職人数が採用数を上回るため、人員の補充が追いつかないままという。

聯合ニュース(電子版)などによると、給与と福利厚生に不満を抱き民間航空会社に

入社するケースがほとんどで、士気も低下。熟練パイロットが“ブラック企業”に見切りをつけて

逃げ出すような事態なのだ。(岡田敏彦)

──────────上官、ベテランが大量流出

 韓国空軍本部は8月9日、2014年に軍を辞職した操縦士が127人だったと発表した。

聯合ニュースや韓国YTNテレビ(いずれも電子版)などによると、

13年には124人、12年が113人で、直近の10年間の平均値をみると、

軍は1年あたり150人のパイロットを養成しながら、同時に離職者は155人にのぼったという。

 こうした離職が定年間際の早期退職なら影響は比較的軽微なのだが、

実際にはパイロット経験10年の大尉や同15年の少佐の離職率が高かった。

大尉や少佐は、部下を指導するとともに、編隊長や飛行隊の指揮官を任される重要な階級だ。

 さらに離職者155人の操縦士としての技量をみると、約8割の123人がベテランパイロット。

戦闘力の低下が危惧される事態という。

 通常、軍隊のなかでもパイロットはエリート兵士として優遇される。

だが、YTNでは、主な辞職理由として民間航空会社と比べれば

格段に低い給与と福利厚生をあげ、

さらに「休戦中の北朝鮮と対峙(たいじ)していることによる精神的な負担」も指摘している。

 韓国軍では出世街道を上り詰めて大将になった場合、

年俸は約1億2800万ウォン(約1400万円)に達するが、

韓国の民間航空で機長を務めれば年収は約2億ウォン(約2200万円)とされる。

軍のパイロットたちが転職したくなるのも無理はない。

 さらに見逃せない要素として「働きがい」があげられる。

韓国メディアNEWSis(電子版)によると、韓国空軍パイロットの年間飛行時間は約80時間。

米軍や英軍は約200時間で、日本の航空自衛隊が約180時間とされる。

韓国空軍のパイロットは米英の半分程度の時間しか飛べない。

つまり操縦技量を磨くのも難しくなってきているのだ。

──────────落ちてゆく士気

 「辞めようか」と思わせる材料はまだある。軍内部の士気の低下だ。

10年11月23日、北朝鮮が韓国の延坪島(ヨンピョンド)を突然砲撃し、

韓国軍海兵隊員や民間人が死傷した延坪島砲撃事件では、陸軍の自走砲が反撃したものの故障し、

陣地に直撃弾を受けるなど韓国軍は一方的に叩(たた)かれた。

この際、空軍の主力戦闘機F-15KとKF-16も出撃したが、

攻撃命令が出ずに引き返している。

 これについて、中央日報(電子版)は当時行われた参謀本部の作戦会議に触れ

「ある大佐は戦闘機で爆撃するべきだと意見を述べたが、

韓民求(ハン・ミング)国防部長官は最後まで決断できなかった」と指摘し、

「事実上、彼(国防部長官)は敗将だ」と厳しく批判した。

 マスコミから“腑抜(ふぬ)け扱い”されてしまったのだが、

そんな上司でも軍の内部では絶対服従が通例だ。

しかも戦時作戦統制権は朝鮮戦争以来、事実上米軍が握っている。

戦火の拡大につながるような重大行動は、米国の意向をうかがわなければならない。

──────────機材の不安も離職に拍車

 パイロットが乗り込み、命を預ける航空機にも不安がつきまとう。

13年9月には空軍の戦闘機F-5Eが整備不良のため韓国中部の忠清北道に墜落。

空軍では、こうした整備不良にまつわる事故が多いとされ、

2000年以降で35機が墜落し、パイロット38人が死亡。

うち5件が整備不良で5件が故障だった。

 交換する部品がなく、他の故障機から無事な部品をはぎ取ってくる「共食い整備」も発覚し、

韓国マスコミの批判の的となった。

 高官の不正も後を絶たない。KBSテレビ(電子版)などは、

陸海空軍とも将軍や高官OBが装備品導入などに絡む不正行為で

私腹を肥やすケースが続発していると報じる。

 昨年11月に発足した防衛事業不正合同捜査団が摘発した空軍の不正は、

戦闘機整備代金詐取

▽電子戦訓練装備の納品代金詐取

▽司令部要員の軍事機密漏洩(ろうえい)-の3件で、

不正額は約1340億ウォン(約148億円)にのぼる。

将軍2人を含む軍幹部計6人が起訴されている。

 こうした不正を見せられながら、なお国のために命をかける気持ちになれるものだろうか。

パイロットの転職は、6万5千人が所属し、

約790機の航空機を運用する韓国空軍に暗い影を落としている

【嫌韓】士気の上がらぬ韓国空軍


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