韓国を代表する百貨店のロッテ、ヒュンダイ、新世界、ギャラリア、AKプラザ等は
2015年6月26日、一斉に破格の大セールを始めた。
なんと「9割引」ただ同然のセールまで現れている。
MERS(中東呼吸器症候群)で冷え込んだ消費を立て直そうと言う捨て身の戦法である。
このMERSも2015年7月末で収束した。
韓国経済を襲った黒い雲はMERSだけでない。
中国経済の急落から、輸出依存経済の韓国にとっては一大事である。
輸出は2015年8月まで8ヶ月連続、対前年比マイナスを続けている。
そこで降って湧いたが、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉が大詰めと言う情勢である。
TPPに参加していない韓国にとって、輸出でさらに日本より不利になる。
こう深刻に受け止めている。
2014年4月末の安倍首相訪米によって日米関係は新時代を迎えた。
韓国が、日米間で埋没する。そういう悲観論が吹き出している。
TPPが実現すれば、前述の通り韓国はさらに不利になる。
これまでの「反日」が嘘のように、右往左往し始めている。
一体、「反日」の実態は何だったのか。
これまでの有頂天振りが、「真っ逆さま」になった感じだ。
韓国経済の抱える本質的な問題は、デフレ基調へ落ち込む前兆現象がいくつか出ていることにある。
低物価が、経済基調が冷却化しているシグナルだ。
これを放置すれば、やがて日本並みの「失われた20年」のマイナス成長にはまり込む。
その恐怖感に苛まれはじめた。
日本は逆に、アベノミクスでデフレ脱出ができる期待を高めている。
韓国は、嫌いな日本経済の立ち直りを見ながらいっそう、複雑な気持ちに取り込まれているのだ。
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