最近の韓国をめぐるニュースには、明るい話がほとんどない。
気の滅入る話ばかりだ。
中でも胸を痛めるのは、大卒失業者が過去最高の50万人(大学定員58万人)を上回ったことである。
典型的な「学歴社会」の韓国で、「大学を出たけど」職がない状況である。
昭和初期の日本に見られたように、大卒失業者が群れを成している。
この話を彷彿とさせている。
現在、日本の大卒就職状況は「快調」そのものである。
2015年3月に卒業した大学生の2月1日時点の就職内定率は86.7%となり、前年同期の3.8ポイント上回った。
四年連続の改善で、リーマンショック影響が深刻化する前の2009年2月(86.3%)を超えている。
2016年の大卒予定者の場合、すでに「内定辞退」が続出していることである。
大学側が、学生に対して「内定辞退」のことを伝授すると言う恵まれた状況にある。
この原因は、何を隠そう「アベノミクス」の成果である。
世に、アベノミクス批判は多い。
その一方で、大卒就職戦線は、アベノミクス効果を満喫しているのだ。
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