世界経済が揺れ始めると、必ず出てくるのは韓国の金融危機説である。
中国発の「経済危機」が世界中に伝搬する過程で早速、韓国が槍玉にあがっている。
まさに、毎度お馴染みの話なのだ。
こうした本質的な弱点を抱えながら、熱を帯びた日本批判に余念がない。
その感覚が不思議である。
過去の例でも、いざと言う時に「SOS」を打つ相手が日本であった。
それを忘れたふりをしながら「反日」なのだ。
金融危機説の根拠にされるのがドル高=ウォン安である。
2015年8月24日のソウル外国為替市場で、ウォンの対ドル相場は続落し、
午前9時ごろに1ドル= 1200.0ウォンを記録した。
韓国では「事大主義」と言うニュアンスで報道された。
1ドル= 1200ウォン台をつけるのは2011年10月4日以来。
「1200ウォン」は鬼門なのだ。
定期的に襲来する世界経済の混乱。
そのたびに、韓国経済危機説が流される。
韓国は、不況抵抗力が弱い経済であることを示している。
それはまた、金融システムに問題があることを物語る。
その根源を探っていくと、最後はなんと韓国国民の「浪費癖」に突き当たる。
理論的に言えば、浪費は経済を発展させるものだ。
韓国では、それが経済停滞の理由になっている。
なぜ、韓国では経済学の常識が通用しないのか。
その根源について私は、韓国の社会構造に病理の原因がある事を指摘したい。
その謎を解くと次のようになる。
韓国政府はこれまで、複数回の「徳政令」を出して個人債務の免除を行っている。
私は、その事実に注目した。
国による「借金棒引き」の実行は、恥ずかしい限りである。
それが1度でなく、2度、3度と行われているのだ。
こうなると「国民性」に帰着すると言わざるを得ない。
個人が借金することに違和感を持たない。
それは、まさに民族特性とみられる。
この問題は、後で、「文献」を出して議論したい。
江戸時代、江戸っ子は「宵越しの金を持たない」ことを自慢にしていた。
巷間、そう伝えられているが真偽のほどはわからない。
日本人の美徳である「勤倹貯蓄」とは、裏腹の関係であるからだ。
多分、長屋住まいの職人の振る舞いを面白おかしく、「講談」に仕立て上げたのであろう。
お金がなくても、長屋の住人は助け合って生活する。
それを、美談に仕立てたと見るのだ。
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