韓国では、世界平和フォーラム(キムジョンヒョン理事長)が、
界の平和に関する状況について「世界平和指数」なるものを作って発表している。
最近、2013年度(143カ国)の国政や軍事、外交、社会、経済の各分野の分析をもとに
評価した最新版が発表された。
「朝鮮日報」(2014年12月2日付)は、次のように伝えた。
「世界平和フォーラムが、2013年度版の「世界平和指数」を発表した。
それによると、韓国の順位は、47位で、昨年の42位、2012年の41位から比べて低下した。
分野別に見ると、社会、経済分野の順位は29位から20位に上昇したが、
国政分野のレベルは18位から28位、軍事、外交分野の順位は115位から129位と大幅に下落した。
軍事、外交分野の順位下落の背景には、大統領選挙が安定的に行われながら、
選挙後に政党間の対立が表面化した上、南北間の軍事的な緊張もさらに深刻化。
日本との外交関係も悪化したと言う点が挙げられた」この記事を見ただけでは
「ふーん」と言う程度のもので平凡なデータであろう。
だが、注意しなければならないのは、韓国の「世界平和フォーラム」なる団体が、
世界143国のデータを使って「世界平和指数」を算出しているものの、
日本については触れていない、である。
「中央日報」が報じた内容では、「2013年世界で最も平和だった国家には、
ドイツが昨年に続いて選ばれた。
平和指数1から5位間にはドイツについてスイス、オランダ、デンマーク、アイスランドなど
すべてのすべて欧州勢が占めた」が加えられ報じられた。
日本については一切記事で触れていないのだ。
実は、韓国の「世界平和指数」よりも早い時期から、英国から「世界平和度指数」が発表されている。
名前が実に紛らわしく間違いやすい。
ここからは、謎めく話になる。
韓国は、英国の「世界平和度指数」において、日本が「トップ10」の常連国であることを
快く思っていないゆえに、あえて紛らわしい名前のランキングを作って、
「日本隠し」をしているに違いない。
私はここに、韓国の政治的な意図を感じる。
常に、日本に対して「軍国主義国家」と言いがかりをつけてくる手前、
日本が英国の「世界平和度指数」で「トップ10」に入っていると言う入っていることが
甚だ不都合に映る。
そこで、同じような紛らわしい名前をつけて、世界を混乱させようと言う意図を持っているに違いない。
韓国の「日本憎し」から言えば当然、やりそうな手口である。
その手口は、後のパラグラフで解明したい。
前記の「中央日報」記事では、ドイツを世界一に据えている。
昨年も1位であった。
韓国が日本を批判する場合、何かにつけてドイツを持ち出してくる。
ドイツは第二次世界大戦後、自らの侵略を行ヨーロッパ全体に反省謝罪して許された。
日本は誠意の一片も示さず、慰安婦問題でも韓国への謝罪を拒んでいる」。
韓国メディアはこういう事実と反することを堂々とかきたててきた。
ドイツを持ち上げる時は、必ず日本を貶める意図が働いている。
私が、韓国メディアウォッチして把握した事実である。
韓国がどれだけ裏工作をしようとも、英国の「世界平和の指数」では、日本が上位に来ている。
その実態を見ておきたい。
この「世界平和度指数」は、英国経済紙「エコノミスト」が2007年から24項目にわたって
144カ国を対象に分析し、各国や地域がどれくらい平和かを相対的に数値化することを
試みたものである。
発表者は、世界の国と地域の平和度ランキングとしては初めてのものと説明している。
韓国のものは、「模造版」と言える。
世界平和度指数が、世界治安ランキングと勘違いしている人も多い。
現実は、そうでは無い。
潜在的テロの危険性や周辺国との緊張関係、人権等の問題が重視されている。
英国「世界平和度指数」の2010年度版ランキングで、日本は3位にランクされた。
その後は、尖閣諸島問題で中国と、竹島問題では韓国と種々の緊張関係が発生した。
この影響受けてランクが落ちたものの、最新版から(2014年)では8位に入っている。
韓国から見れば、なんとも不愉千万に違いない。
韓国は、日本を不倶戴天のごとく敵視している。
その日本が不動の「トップ10」である。
「軍国主義国家」と批判相手の日本が、韓国よりも遥か上にランクアップされている。
日本を引きずり下ろしたくなるのだろう。
それには、紛らわしい名前のランキングを作って日本を「トップ10」に入れないようにする。
さらに、ドイツを1位にするようにデータを組み替える。
韓国がやりそうなことだ。
ランキングとは、使うデータによって如何様にも「細工」が可能である。
韓国が祭り上げているドイツは、英国版では17位である。
あまりの違いに驚くが、韓国はデータを差し替えて満足だろう。
韓国版では、1位ドイツ、以下はスイス、オランダ、デンマーク、アイスランドの順になっている。
次の英国版上位10カ国の国名とかなり重複している。
これは韓国が日本を外してドイツを入れるために「工作」したことを示唆しているのだ。
なんと、小賢しいことをしているのだろうか。
英国版の「トップ10」を示しておきたい。
1位 アイスランド2位 デンマーク3位 オーストリア4位 ニュージーランド5位
スイス6位 フィンランド7位 カナダ8位 日本9位 ベルギー10位 ノルウェーこれ以外では、
台湾17位、韓国52位、米国101位、中国108位となっている。
これを見ると、軍事費が多い国家が「世界平和度指数」では下位になっていることがわかるのだ。
日本が「軍国主義国家」であると言う中韓の指摘は、完全に意図的であることを証明している。
要するに、日本を貶める狙いから捏造している「作り話」である。
中国の国内では、英国の「世界平和度指数」において、
日本がはるかに中国を引き離している点に話題が集中した。
中国国内でも、日本を「軍国主義国家」と呼んでいるだけに、狐につままれた気分になったのであろう。
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