話はフィリピンに戻る。
一人当たりの国内総生産(GDP)を見ると、韓国はフィリピンの5倍位になる。
それだけ差があれば、いかなる韓国人もフィリピンに行けば金持ちになれる。
わずかな仕送りがあれば、個人教授も受けられる。
マニラの下町で遊ぶにも困らない。
しかし、毎日2時間程度の個人教授を受けるより、もっと効率の良い英語学習法がある。
現地の人間と24時間、共に過ごすことだ。
つまり、日常会話で英語を使うフィリピン人と同棲するのだ。
これで全て解決する。
韓国語では「留学」も「遊学」も同じ発音で「ユハク」とはよくしたものだ。
ところが、問題が起こる。
同棲中のフィリピン女性が妊娠するのだ。
フィリピン人の8割以上はカトリック信者とされる。
カトリックは堕胎を禁止している。
だから、韓国の男子留学生が韓国に帰っても、フィリピン女性は出産する。
こうして生まれた子供を「コピノ」と呼ぶ。
コリアンとフィリピンの合成語だ。
コピノはフィリピン社会で差別の対象になっている。
その数は、「03年には1000人程度とされたが、08年には10,000を超えたと推定されている」
(韓国日報08.1.12「父なしコピノ 10,000人韓国の男は悪い」)
念のために付記するが、フィリピンにいる韓国人留学生は男子に限らない。
韓国人女子大生が、マニラのホテルでフィリピン人男性とともに射殺される事件もあった(朝鮮日報11.5.28)。
「ライタイハン」と言う言葉がある。
これはベトナム戦争に参戦した韓国の軍人、軍属らと現地の女性との間に生まれた子供のことだ。
「ライ」はベトナム語で「雑種」の意味であり、「タイハン」は「大韓」のベトナムの読み。
やはりコピノ同様に差別の対象になっている。
父親に逃げられてしまったライタイハンは10,000人とも30,000人ともされある。
ライタイハンは、これにとどまらない。
92年の韓国、ベトナムの経済交流再開後は「新ライタイハン」が問題になっていると言うから呆れる。
どなたか、慰安婦が日本兵の子供を産んだと言う話を聞いたことがありますか。
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