韓国の金持ちは、なぜ躊躇なく実際の金主になるのだろうか。
根底にあるのは「ちょっと違法なことぐらいしても儲かればいい」と言うマインドだろうが、
私は韓国人が「博打好き」であることも大きな要因だと見ている。
日本には、盧武鉉政権下での大汚職事件をきっかけに韓国政府がパチンコを
全面禁止にしたことを過大評価して「韓国は賭博がない国」といった見出しが出回っているが、
とんでもない大嘘だ。
韓国文化観光研究院が08年に行った調査によると、「韓国人の賭博中毒有病率、
すなわち賭博による問題を経験した割合は9.5%」(朝鮮日報09.10.3)。
これは世界一の高率だったと言う。
この記事の中で、賭博中毒予防治癒センター長はこう言っている。
「韓国人はカジノや競馬をレジャーとしてではなく金儲けの手段として捉える傾向が強い」
「(同センターの専門相談員は)老若男女を問わず、インターネットゲームサイトで
賭博性の高いゲームを経験していた体制が生じている」韓国は「ネット大国」と自称しているが、
その主流はゲームであり、中核はオンライン賭博なのだ。
「韓国の違法賭博市場の規模は、50兆から70兆ウォンとされる。
違法なオンライン賭博サイトは1019カ所、規模は約12兆ウォンに達する。
合法のスポーツ振興投票券の規模の6倍以上だ」(朝鮮日報11.12.24)2011年から12年にかけて、
プロ、アマを問わず、サッカー、バレーボール、バスケットボールなどの選手の時、
一体何十人が八百長で摘発されたことか。
八百長行為の裏に広がるのは、もちろん違法賭博だ。
「韓国のデリバティブ(金融派生商品)の11年の取引件数が38億1900万件に達し、
全世界の取引件数の27%を占め、3年連続で世界首位」
「リスクを避けると言う本来の目的から外れ、ギャンブルの場として化してしまった格好だ」(朝鮮日報12.2.13)
「金儲けのための賭博好き」と同じ脈絡にあるのが、不動産、とりわけ住宅に対する投機なのだ。
そして、投機目的で住宅を一時的に貸すことで手に入れられる伝貰が、
再び「金儲けのための賭博」の1つである私債の原資になるわけだ。
韓国では実際の借主の行動を「私債ノリ」と言う。
ノリとは「遊び」のことだ。
どの業者にいくら委託するか、あるいは全くの個人間で誰にいくらで何%で貸すか。
常に業者の持ち逃げ、個人的に貸した相手の夜逃げなどのリスクが伴うわけだが、
これが賭博好きの金持ちにとっては1つの「ノリ」(遊び)」なのだろう。
家主が、確実な「月貰」よりも、危険がいっぱいの「伝貰」を要求するのは、同じ流れだ。
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